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猫が脱走したときの危険は? 対策から脱走したときの捜し方まで

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完全室内飼いの猫が増えている昨今でも、猫の脱走話はよく聞きますよね。マンションで飼っていても、ひょんなことから脱走されてしまう恐れが。どんな猫が脱走しやすいのか、どうしたら脱走されなくなるかなど、くわしくご紹介します!

どうして猫は外に出たがるの?

猫には、鳥や虫などを追いかけたいという狩猟本能があります。そうした本能のスイッチが入ると、外に出て木登りしたい、走り回ったりしたいと外に出たがってしまうのです。ノラ猫だったなど、一度でも外で暮らした猫なら、なおのこと。一度でも外に出ると、その場所も猫にとっての縄張りになるので、猫の習性からパトロールしたくてたまらず、脱走してしまうことに。また、外に興味のない猫でも、飼い主さんについて玄関に行った際にハプニング的に外に出てしまうことも。猫の本能から、一度外に出ると、繰り返すようになるので、室内飼いの猫は必ず脱走対策をしたいですね。

脱走しやすいのは、どんな猫?

・一度でも外で暮らしたことのある猫
子猫の頃に保護されていても、外の暮らしを覚えているために出たがる猫が多いようです。

・去勢避妊手術を受けていない猫
性成熟に達していると、オスもメスも繁殖のため、交尾する相手を求めて外に出たがります。

・近所にノラ猫が多い環境に住んでいる猫
近くに発情している猫がいたり、猫同士で集会していると、家の中の猫も外に興味がわく傾向があります。

・複数飼いの猫
猫同士の相性が悪いと、室内の生活にストレスを感じ、外に出たいという衝動が起きることもあります。

猫が脱走すると、どんな危険があるの?

外に慣れていない猫は、車の危険性がわからず、道路に飛び出して交通事故に逢う危険があります。また、ノラ猫とケンカになり、外傷を負ったり、感染症にかかったりする恐れも。ノラ猫に追いかけられたりするなど、弾みで家から離れてしまい、首輪をつけていなかったりマイクロチップも装着していないと、そのまま行方不明になってしまう恐れもあります。

脱走されがちな、家の中の場所とは?

・玄関
たとえば、飼い主さんが帰宅したときに出迎えに来て、そのまま脱走されることも。好奇心が強い猫は、宅配便などを取りに出たときに、飼い主さんにくっついて来て、そのまま出てしまうことも考えられます。

・窓
外が眺められるので、猫が好きな場所ですよね。網戸にしているとき、ちょっとした隙に脱走されるのが大半のようです。

・ベランダ
日光浴をさせたい、少しくらいなら大丈夫だろう、などの理由からベランダに猫を出していると、飼い主さんが洗濯物を干しているときなどちょっと目を離した隙に脱走されるケースが。

脱走されがちな場所別にする対策はコレ!

猫が脱走しがちな3つの場所、玄関と窓と、ベランダにする対策を覚えておきたいですね。逆にこの3カ所だけしっかり対策しておけば、ほとんどの脱走は防げるというわけです。

玄関のドアの開け方を見直し、ドアに猫を近づけない工夫をして

・家に入るときは、ドアの隙間から猫の存在を確認して
飼い主さんの足音を聞きつけ、玄関で待ち構えている猫もいます。一気に玄関ドアを開けると、猫が飛び出す危険が。まずは少しだけドアを開け、近くに猫がいないか確認してから中に入る習慣づけをしましょう。

・ペット用フェンスなどをドアの前に置く
玄関ドアのすぐ手前にフェンスなどの障害物を置くと、猫が足元をすり抜けて脱走するのを防げます。ただし、猫はフェンスを飛び越えられるので、ドアの開閉には気を付けましょう。

・玄関に近付けないよう“2枚の扉”にする
玄関から外に出たい気持ちがより強い猫には、玄関に続く廊下などに、もう1枚扉を設置しておくのも一案です。常にこの扉を閉めておき、猫が玄関に近付けないようにすれば、脱走される心配はありません。

窓の網戸は「猫が触れない」「固定する」「張り替える」といった工夫を

・猫が網戸に触れないようワイヤーネットでガードして
網戸を爪で引っかいたり、頭で押して破く猫がいます。窓を開ける際には、網戸の内側にワイヤーネットなどを取り付け、猫が網戸に触れないようにガードしましょう。

・突っ張り棒などで網戸を固定する
網戸によっては、軽い力で開けられるので、器用に爪を引っかけて開ける猫も少なくありません。そのような場合は、突っ張り棒や網戸ストッパーで固定するといいでしょう。

・強度の高いペット用の網戸に張り替える
猫によっては網戸を噛んで穴を開け、穴に前足を入れて破くこともあります。猫が噛んだり引っかいたりしても破れにくい、ペット用の網戸もあるので、そういったものに張り替えるのも一案です。

柵の隙間をふさぎ、ベランダ自体に出さない工夫をして

・柵に日よけシェードなどを付け、猫が通り抜けられないようにする
猫は狭い隙間でも、顔の横幅が入れば通り抜けられます。ふだんはベランダの柵から出ようとしなくても、万が一のことを考えて日よけシェードなどを取り付け、隙間をふさいでおくと安心。
・猫を遠ざけてから、ベランダの窓を開ける
猫が別の部屋にいるからとベランダに続く窓を開けたままにしてしまい、猫の脱走につながることも。しばらく開ける必要があるときは、まず猫を別の部屋に入れ、扉を閉めてから用事を済ませましょう。

それでも脱走されてしまったら…猫の捜し方は?

外へ出た経験のない猫が、自ら家に戻るのはまれなことです。もしものときのために、捜し方のコツを知っておきたいですね。外に慣れていない猫ほど、家のすぐそばにいることが多いので、まずは自宅から半径50m以内を集中的に捜しましょう。なお、動物病院へ行くときなど、外出先で猫が脱走すると、思いがけない場所に行ってしまい、保護できる可能性が低くなります。移動の際には必ずキャリーケースを使い、さらに猫を洗濯ネットに入れておくと安心ですね。

脱走した猫を保護する手順は?

1 キャリーケース、フードなどを用意する
猫を安全に保護して連れて帰るために、下記のものを持参して。飼い主さんは興奮した猫に引っかかれる恐れがあるため、軍手をして、長袖を着用しましょう。
・用意するもの
●キャリーケース ●フード ●バスタオル ●懐中電灯

2 猫が潜みがちな場所を探す
外に出たことのない猫は、たいてい暗くて狭い場所に潜んでジッとしているもの。猫がいつも食事をする時間帯や人通りが減る夕方以降は、猫が出てきやすくなる傾向にあります。
・猫が潜みがちな場所
●車の下 ●茂み ●物置の下 ●建物の隙間 ●エアコンの室外機の下 ●公園の隅やベンチの下

3 猫を見つけたら安全に保護する
脱走した猫は、精神的に不安定です。飼い主さんとはいえ大声を出したり、急いで駆け寄ったりすると、恐怖心から逃げることも。猫を追いかけたりせずに、フードでおびき寄せましょう。
●フードで気を引き、猫から近づいてくるのを待つ→バスタオルを猫にかぶせて捕獲し、キャリーケースへ入れる

4 帰宅後は全身をチェックする
猫が外にいた間にノラ猫と接触し、ウイルスや寄生虫をうつされている可能性があります。複数飼いの場合、同居猫と一緒にせず、保護したらそのまま動物病院へ連れて行くのがベター。もしくは部屋を隔離し、翌日受診しましょう。
・脱走後のチェックポイント
□ケガをしていないか
□歩き方がおかしくないか
□体をしきりに掻いてないか
□ウンチやオシッコに変化はないか
□食べる量は減っていないか

まとめ

外に出たことがない室内飼いの猫にとって、脱走は危険がいっぱい! とくに窓を開ける季節になると脱走が増えますから、ふだんから家の中の対策をきちんとして、愛猫を脱走や脱走による事故から守ってあげたいですね。

出典/「ねこのきもち」2013年6月号『玄関・窓・ベランダの対策で もう脱走させません!』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)

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