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今日から猫と暮らす! 迎え入れ初日のタイムスケジュールは

猫を迎え入れる初日は、人も猫も緊張するもの。慣れない環境のなかでも猫が安心できるよう、しっかり準備することが大切です。今回は、猫を迎える初日にすべきことについて、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生にお話を伺いました。

猫は在宅できる日の午前中に引き取りに行く

お気に入りのキャリーに入る茶白猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
迎え入れ初日は、環境の変化から猫が体調を崩してしまうことが考えられます。異変が見られたときすぐに、動物病院への連絡や受診などの対応ができるよう、引き取りは飼い主さんが在宅できる日、できれば午前中を選ぶようにしましょう。

どうしても午前中に引き取りに行けない場合は、万が一具合が悪くなったときに備えて、近くの動物病院や夜間診療をしてくれる病院を探しておきましょう。

猫がこれまで使っていたものをもらっておく

新しい環境でも安心できるように、排泄物のニオイがついたトイレ砂や猫自身のニオイがついた布類、食べ慣れているフードやおもちゃなどを引き取るときにもらっておくとよいでしょう。

慣れるまでフードは同じ時間にあげたほうがいいので、フードを与えていた時間帯も聞いておきましょう。

猫が落ち着けるよう生活スペースを整える

ケージの中でくつろぐラグドール
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
迎え入れ初日は疲れさせないよう、落ち着けるスペースやケージなどで過ごさせ、猫の様子をよく観察することが大切です。

生活スペースは、静かで飼い主さんがよく見てあげられる場所に設置してあげてください。だいたい1m四方のスペースに寝床、フード、水、トイレなどを入れていきます。子猫が出られない高さの壁をつくるか、猫用の小さめのケージを用意してあげるのもおすすめです。

また、猫はきれい好きでニオイにも敏感なので、寝床やフード類はトイレから離れた場所に置くようにしてください。

迎え入れ初日の猫との接し方

カメラ目線のキジトラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
初日は環境の変化に対応しきれず、ストレスを感じたり、体調を崩してしまったりすることもあり得ます。あまりかまわず、少し離れたところから優しく見守ってあげてください。

落ち着いてきてケージの中を歩き回ったり、外の様子を気にしたりするようであれば、少し部屋の中を歩かせみてもかまいません。離れた場所で観察しながら10~30分ほど自由に歩かせ、猫が慣れてきたら徐々に時間や範囲を伸ばしてみてください。なお、歩かせる場所は、飼い主さんの目が届く範囲内に限定してください。

緊張していたり怖がっていたりする場合は、初日は無理させず、生活スペース内だけで過ごさせてあげましょう。

フードを少量ずつ与えていく

床の上でくつろぐ黒猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
食事は、食べ慣れているフードを今まで使っていたものと同じような器に入れ、元いた場所と同じタイミングで与えましょう。

初日は少量ずつ様子を見ながらあげ、問題なく食べるようなら、体重に合った分量を与えてみてください。また、新鮮な水を常に飲めるようにもしてあげましょう。

緊張でなかなか食べないときは、人肌に温めたり、柔らかくしたりしてから与えてみましょう。トイレに連れて行って排泄を促すと食べてくれることもあるので、そちらも試してみてください。

なお、半日以上食べない場合は、体調が悪いことが考えられますので、早めに動物病院に相談しましょう。
猫が早く新しい環境に慣れて、飼い主さんとの信頼関係も築けるようになるためには、しっかりとした段取りと準備をしたうえで迎え入れることが大切です。猫を迎え入れる計画をしているかたは、今回ご紹介した内容を参考に準備を進めてみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の迎え入れ当日のスケジュール スムーズに慣れさせるコツ』
取材・文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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