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室内にも思わぬ危険が潜んでいる! 子猫を室内の事故から守るひと工夫

子猫はとても好奇心旺盛なので、部屋の中にある家具や食品など、さまざまなものに興味を持ちます。しかしその好奇心が、ときには「事故」につながることも……。子猫を迎えるからには、あらゆる事故の危険性を回避しておきたいものですよね。
そこで今回は、子猫を室内の事故から守る方法を、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に伺いました。

誤飲・誤食しそうなものは置かない

布団の上にいる子猫
Natalia Kuzina/gettyimages
子猫は、何でも噛んで確認する習性があります。ひも類、小さいボタン、羽根のついたおもちゃなど、誤飲してしまいそうなものは、しっかりと片付けておきましょう。

また、食べ物のニオイにつられて、目を離した隙にキッチンに入ってしまうこともあります。キッチンには、生ゴミや漂白剤など、誤飲・誤食すると危険なものがたくさんあるため、こまめに片付けるように心がけてください。

家具の隙間に気を付ける

口を開けている子猫
Foonia/gettyimages
好奇心旺盛な子猫は、興味のおもむくままに家具の隙間や裏側に入り込みがち。人の手で引っ張り出せないような場所まで行ってしまう場合もあるため、子猫が入れそうな隙間はあらかじめ塞いでおくと安心です。

また、引き出しや押し入れが開いていると、そこに入り込んでしまうことも。きっちりと閉める習慣をつけましょう。

コード類は隠すかカバーをつける

2匹の子猫
SunRay BRI Cattery RU/gettyimages
ひも状のもので遊ぶのが好きな猫にとって、家電製品のコードはとても魅力的です。しかし噛んでしまうと感電のおそれがあるので、かなり危険。コードはカーペットの下に隠したり、市販のコードカバーで覆ったりなど、猫が触れないようにガードしておくといいでしょう。

エアコンの風や直射日光が直接当たらないようにする

寝ている子猫
TatyanaGl/gettyimages
子猫は、体温調節機能が未熟です。直射日光が直接差し込む部屋にいると、春先でも熱中症になってしまうおそれがあります。ただ、暑いからといって冷房を効かせすぎると、逆に体温が下がりすぎるケースも。冷房を入れる際は、風向きや強弱の調整を忘れずに行いましょう。

床掃除は水拭きにしておこう

寝転ぶ子猫
Aleksandr Zotov/gettyimages
掃除用洗剤には、アルコール成分が入っている製品が少なくありません。しかし、アルコール成分入りの洗剤で床掃除をすると、その床の上で遊んだ子猫が中毒症状を起こすことがあります。猫が1才くらいになるまでは、床は水拭きだけにしておくのが無難です。
少しの工夫で、愛猫を不幸な事故から守ることができます。危険そうな場所やものが室内にあるのなら、先回りして安全対策をしておきましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
参考/「ねこのきもち」特別編集『改訂版 はじめて子猫がウチに来たら すぐ役立つ育て方BOOK 子ねこのきもち』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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