猫と暮らす
UP DATE
【調査】「慣れない」「大変」と苦労の声も。 猫を動物病院へ連れて行くときの方法は?
【調査】猫を動物病院へ連れて行くときの方法は?
今回の調査では、「愛猫をそのままキャリーケースに入れる/愛猫を洗濯ネットに入れた状態でキャリーケースに入れる/愛猫に首輪やハーネス、リードをつけてからキャリーケースに入れる/愛猫に首輪やハーネス、リードをつけた状態で抱きかかえるなど/その他」の選択肢から、該当するものを選んでもらうことに。
その結果、もっとも多かったのは「愛猫をそのままキャリーケースに入れる」でした。
【体験談】猫を動物病院に連れて行く方法 良い点、大変な点は?
「愛猫をそのままキャリーケースに入れる」を選んだ人の声
- 「特に大変なことはない。猫に負担がかからないところが良い点」
- 「キャリーがふだんのペットハウスになってるので、行く30分前に出してあげると自然と入ってくれます」
- 「リュック型なので両手があくのと、抱っこ側にして網付の蓋だけ開けると、顔が見えて安心してくれる」
- 「病院に行くとわかると逃げ回るので、キャリーに入れるのに一苦労。車が嫌いなので周りが見えないようにバスタオルなどで覆ってるけれど、ずっと鳴き続けるので声かけして、なだめながら連れて行ってます。帰りはめっちゃおとなしくて、キャリーにも自分から入ります。この落差がすごい…」
- 「キャリーに入れること自体に苦労はありません。おもちゃで気を引いて抱っこして入れればOK。でも待合室ではみーみー鳴き続け、とくに他に鳴くタイプのねこちゃんと一緒になると一段と声を張り上げ大合唱です。キャリーがなければ恐らくじっとしていないと思う」
- 「上が開くタイプなので、抱っこしたままキャリーバックに入れることができる。大変なことは、キャリーバックプラス猫の重さで、片手で持つのは、結構大変です」
- 「キャリーを出すと自分から入ってくれるので楽ちんで、猫自身にも負担がないので仔猫の時からキャリーに慣らしてて良かった」
「愛猫を洗濯ネットに入れた状態でキャリーケースに入れる」を選んだ人の声
- 「洗濯ネットに入れる段階で大暴れの大騒ぎですが、キャリーに入ってしまうとジッとしている」
- 「キャリー=病院だと思っているので、先に洗濯ネットに入れると猫も飼い主もあまりストレスなく、キャリーに入れることができる」
- 「2匹とも病院が大嫌いで、上のコはキャリーから出したら逃げ回って、診察室の棚に逃げて物をぶちまけたり、捕まえるときに看護士さんに噛みついたり、大変な騒ぎになりました。下のコはそれを踏まえて、初めからネットに入れてますが、なかなか捕まらないし、捕まえるときにおしっこ漏らすし、殺される~とでも言っているのか断末魔の叫びをします」
- 「キャリーに直接入れると必死で出ようとしますが、洗濯ネットを床にぽいっと置いておくと自分で入ろうとするので、ささっとファスナーをしめてキャリーに入れます。洗濯ネットに入るのが好きなコで、苦労なしで病院に連れて行けて、とても助かってます」
「愛猫に首輪やハーネス、リードをつけてからキャリーケースに入れる」を選んだ人の声
- 「脱走防止。ハーネスを着せてキャリーに入れるのが逃げられると大変」
- 「どれも嫌がらずにできるが、もしもに備えて全てやって連れて行く」
- 「首輪は万が一逃げても名前と連絡先が書かれていること。キャリーケースは逃げ出す心配を軽減するためです」
- 「ハーネスやリードをつけていれば、キャリーを開けたとき突然の飛び出し防止になるので安心」
- 「キャリーから出した時に逃げないように、リードをつけてます。もしもの時に備えるのは良いことだと思います」
【獣医師解説】愛猫を動物病院へ連れて行くときの方法について
「動物病院に連れて行く際は、愛猫をキャリーケースに入れていくのが安全ですが、入るのを嫌がるコもいるでしょう。アンケートでは洗濯ネットを活用している飼い主さんもいましたが、洗濯ネットのほかにバスタオルやブランケットで愛猫の全身を包んで、そのままキャリーケースに入れる方法もおすすめです。
おすすめできない方法は、キャリーケースに入れず、首輪・ハーネスにリードをつないだだけの状態で連れて行くことです。待合室で犬と接触する可能性もありますし、思わぬトラブルにもつながります。必ずキャリーケースに入れて連れていきましょう。
また、愛猫を動物病院へ連れて行った際に起こりやすいトラブルとしては、脱走があります。実際にあった事例でいうと、待合室で飼い主さんが愛猫を落ち着かせるために撫でようとしたところ、キャリーケースの隙間から脱走してしまったということがありました。
家では落ち着いているようなコでも、動物病院ではまったく異なった行動を見せる可能性があるということを飼い主さんは意識してくださいね」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
※写真は「ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
UP DATE