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「抱っこして」と甘えられたい 抱っこ好きな猫にするために飼い主ができること

「うちの猫、全然抱っこさせてくれない!」と悩んでいませんか? 抱っこを嫌がる理由はさまざまですが、なかには飼い主さん自身がその原因をつくっていることも。そこで今回は、猫が抱っこを好きになるためにトライしたい3つのステップをねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。

どうして抱っこを嫌がるの?

きょとんとするスコフォ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が抱っこを嫌がるときは、次のような理由が考えられます。

・自由を奪われたくないから
・人慣れしておらず、怖がりな性格だから
・抱っこをされた状態で痛い思いをしたなど、何らかのトラウマがあるから
・飼い主さんの抱っこが不安定だから
・飼い主さんから苦手なニオイがするから(香水やハンドクリームなど)
・遊びたい、眠たいなどで気分がのらないから
・人やほかの動物が多く騒がしいなど、周囲の環境が落ち着かないから
・痛みや病気を抱えているから

もともとの性格や一時的なものもありますが、なかには飼い主さんが原因となっているケースも。愛猫との関係を改善するために、次にご紹介する3つのステップを試してみてください。

ステップ1:猫とのコミュニケーションを見直す

手におさまるキジトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が抱っこをせがむのは「飼い主さんに甘えたい」と感じているとき。コミュニケーションを深めて、信頼関係を築くことから始めましょう。

愛猫によく話しかけたり、そのコが好きな場所を撫でてあげたり……もちろん、そばにいてあげるだけでも絆は深まります。また、お気に入りのオモチャなどを使ってひざの上に誘導してみるのもおすすめです。臆病な性格の猫の場合は、そばで静かにゆっくり過ごしてから、「私は怖くないよ」と教えてあげたり、おやつを手から直接与えてコミュニケーションをとるのもいいでしょう。

こうして、時間をかけて猫が甘えやすい状況をつくることが大切です。猫の方から甘えてきて、「今なら抱っこしても大丈夫」というタイミングを見極めましょう。しきりに足に絡まってきたり、何度も膝の上に乗ってきたりするときは、抱っこをしてほしいタイミングといえます。

ステップ2:猫が落ち着くような抱っこの仕方を覚える

眠そうなサバトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
よくやってしまうのが、猫を仰向けにしてお腹を見せるような姿勢での抱っこ。このスタイルは「拘束された!」と感じる猫も多く、嫌がって逃げられてしまうことも少なくありません。

猫が嫌がりにくい抱っこの仕方は、以下の記事で詳しく解説しています。抱っこの仕方で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ステップ3:「抱っこ=いいことがある」と思わせる

抱っこ好きのスコフォ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
抱っこされたときに「うれしい」「気持ちがいい」などポジティブな感情が湧けば、抱っこに対して好意的になるでしょう。次のような方法を試してみてください。

・少しだけ好物のおやつをあげる
・猫が大好きな布をひざに置いてあげる
・猫が自分では届きにくい耳の後ろや顎下を軽くかくようになでてあげる

少しでも抱っこできたら、猫に感謝の気持ちを伝えてすぐに離してあげましょう。無理やり抱っこし続けようとせず、根気よくトライしてくださいね。
抱っこを好きになってもらうためには、時間をかけてコミュニケーションを深めることが大切です。すぐに逃げてしまうからといって、怒ったり、無理やり抱っこしたりといった行為はNG。もどかしく感じることもあると思いますが、愛猫のペースに合わせてじっくりと絆を深めていきましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『獣医師監修|猫を「抱っこ好き」にするには? 猫が抱っこを嫌がる理由も解説』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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