猫と暮らす
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事前に考えることや段取りは? 保護猫を譲り受けるときのポイント
保護猫を迎える前に心配なことはありますか? 猫を飼う前の心構えや、迎える猫の年齢、先住猫との相性など、誰かに相談したいこともありますよね。そんな譲り受けに関するギモンを、ツキネコカフェ代表の吉井美穂子さんにお聞きしました。
迎える猫の年齢で迷ったら、成猫と子猫でシミュレーションする
「どのような年齢の猫を迎えるべきか?」と悩む場合は、まず大きく子猫か成猫かで考えるといいでしょう。子猫は成長過程で性格が変わることもあり、環境の変化に順応しやすいといわれています。一方で成猫は、ある程度性格や行動が安定しており、留守番時間が長くても比較的安心という面も。
先住猫がいる場合は、トライアルを通して相性も見極める必要があるでしょう。
先住猫がいる場合は、トライアルを通して相性も見極める必要があるでしょう。
対面させる場合は、先住猫のペースに合わせて行う
新しい猫を迎えるにあたり、先住猫の幸せは欠かせません。新しい猫が来ても先住猫のお世話を優先し、なるべくストレスを与えないようにしましょう。そして、初めて対面するときは保護猫をキャリーバッグやケージの中で待機させ、先住猫が自由に近づける状況を整えたうえで、短時間の対面から始めてください。
気配の感じさせ方や、ケージから出すタイミングは?
先住猫のペースで相手を受け入れられるよう、少しずつ存在を感じさせます。そして、徐々にケージ越しの対面時間を延ばし、ケージから出して一緒に過ごす時間を作るなどして、ゆっくりステップを踏んでいきましょう。
トライアル期間を延ばしたい場合は、迎え先に相談を!
先住猫と新入り猫がお互い威嚇せず過ごせる段階までいけたら、トライアルは成功でしょう。もし、トライアル期間を延長したい場合は、猫の様子を見ながら迎え先に相談してください。場合によっては、延ばすこともできるでしょう。
また、相性が合わないと判断した場合も、無理せず迎え先に連絡しましょう。
また、相性が合わないと判断した場合も、無理せず迎え先に連絡しましょう。
事前に考えることは? 猫を飼う心構え
猫と幸せに暮らしてもらうことが、猫の保護活動を行う人の願いです。ご縁をつなぐことができれば嬉しいですが、その反面、動物を飼うことには責任が伴います。
迎える前に、飼育環境や金銭面、周囲に頼れる人がいるかなどをよく考えるようにしましょう。
迎える前に、飼育環境や金銭面、周囲に頼れる人がいるかなどをよく考えるようにしましょう。
猫の保護活動を行う人と同様に、譲り受ける人も大切な命を預かるのですから、不安を残したまま迎え入れはできません。もしも、気になることがあるのなら、迎え入れ先や周囲の猫を飼う人に相談してみるといいでしょう。
参考/「ねこのきもち」2022年11月号『保護猫との出会いのお話 一緒におうちに帰ろうね。』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/小崎華
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