猫と暮らす
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先輩飼い主さんが教える「猫が若いうちにやっておくべき3つのこと」
その1:愛猫のすべてを任せられる「かかりつけ獣医」を探す
猫も人間と一緒で、同じ病院に通い続けることで、獣医さんは猫ちゃんの体質や病歴、癖、性格、好きなこと・苦手なことを把握してくれます。重篤な病気やケガで一刻を争うという時、かかりつけ獣医さんなら余分な検査などが必要なく、すぐ処置にかかれるわけです。
「まだ、うちの猫ちゃんは若いから大丈夫」という油断は禁物。いざという時、猫ちゃんの看病もしながら信頼できる獣医さんを探すのは大変です。日ごろから情報収集を心がけ、「これ!」と思った動物病院に、猫ちゃんのワクチン接種や健康診断などで訪れてみてはいかがでしょう。
また今の時代、猫ちゃんのお世話や病気の情報を手に入れるのに、ネットは欠かせませんね。でも、さまざまな情報が氾濫し、簡単に手に入る反面、真偽のあやしいものも。猫の情報を収集する時は、著者や出典元が明らかで信憑性のあるものを参考に。
その2:猫が年をとっても大丈夫? 猫の動線・生活エリアをチェック
そこで、難しくなってくるのが、加齢や病気、ケガで猫ちゃんが思うように動けなくなった時。どんなに足腰が弱っても、飼い主さんの助けを借りずヨタヨタしながらも、これまでと同じトイレ、同じ食事場所に行こうとします。
違う場所でのトイレや飼い主さんのお世話を嫌がり、いっそう具合が悪くなってしまう猫ちゃんも。そこで、猫ちゃんが若いうちから、トイレや水、ごはんの場所をチェックしましょう。行く途中の段差や距離、一生続けられる動線かどうかを確認し、生活環境を整えてあげましょう。
その3:悲しみを共有できる「2匹目」「猫友」を見つけておく
そんな愛猫ロスを予防する意味で、2匹目を迎え入れることも考えてみましょう。万が一の時も、もう1匹の猫ちゃんが悲しみから救ってくれるかもしれません。
ただし、先住猫ちゃんがシニアの場合、新しい猫との生活はストレスになってしまうことも。2匹目を迎えるなら、なるべく猫ちゃんが若いうちがいいでしょう。
また、心から信頼できる猫友を見つけておくことも大切です。愛猫を失った時、悲しみを共有し、心に寄り添ってくれる猫友の存在が、あなたを救ってくれるでしょう。
出典元/「ねこのきもち」2018年2月号『しあわせな後半生のために』(監修/香取章子さん)
イラスト/橋本 豊
文/ヤマモト トモミ
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