猫と暮らす
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意外と多い猫の誤飲誤食事故 飼い主調査でわかった身近な危険物とは
【調査】愛猫の体調がおかしくなり、その原因が猫用のフードやおやつ以外を食べたことだった、という体験はある?
【体験談】愛猫は何を食べて体調がおかしくなった?
- 「台所の三角コーナーの物を食べていたようで、下痢していたことがある。残飯をすぐ捨て蓋をするようにした」
- 「飼い始めの子猫の頃に、よほどお腹が空いていたのか机の上に置いていたどら焼きを盗み食いしてお腹を壊し、あわてて病院に連れて行きました」
- 「布類、台所用の網のゴミ袋。ぐったりして、しばらくしてから吐き出したが一応、病院へ行きました。その後、ゴミ袋には桶をかぶせるようにした。布類は、噛んだりしてるときに注意」
- 「何度も胃液を吐き出しおかしいと思ってたら、ねずみのおもちゃを吐き出した。その後様子を見たら、やはり食べても戻したりしてたので病院に連れていった。異食により胃が荒れていたようで、しばらくは病院で処方された療養食をあげた」
- 「猫用おやつの包装を食べて、しばらくの間茶色の胃液を吐いていました。病院で飼い主が悪い、と怒られました。次の日に胃液とともに包装も吐き出してくれて事なきを得ましたが、それ以来おやつはお皿に出すようにしています」
- 「毛糸を食べてしまい、苦しそうに嘔吐を繰り返してやっと毛糸の毛玉を吐き出した。どうしたらいいのかわからず、ただオロオロと見守るしかできなかった」
- 「キャットフードをしまっている場所をこじ開け、袋ごとキャットフードを食べ散らかし、挙げ句に嘔吐した。キャットフードとともにアルミの袋が吐き出されていた。何度か繰り返したので病院に連れて行くと胃腸炎になっていた。キャットフードは開けられない場所に移し、適切な量を与えるようにした」
- 「観葉植物。シュロの葉っぱを食べたようで吐いていた。猫草を代わりに与えるようにした」
- 「ビニールをかじってしまい便が出なくなり病院に連れていきましたが、腸も動いているので薬を貰って様子をみることになりました。その後2日目に便が出たので安心しました。5日分薬をもらったのですが、全部飲み切るようにと言われ飲ませました。錠剤だったのですが飲ませるのが大変でした」
- 「ケージ内に入れていたクッションの紐が短くなっていた。しばらくして歌うような鳴き声と共に吐いたが、紐は出てこず繰り返し吐き、病院へ行った。脱水になりかけていた。点滴等の治療で改善した」
【獣医師解説】猫の誤飲誤食で多い事例 もしものときの飼い主さんの対応は?
ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「実際に多く見られる猫の誤飲誤食の事例について、ここでは大きく2つに分けて紹介します。
→おもに、消化不良による消化器症状を示します。タマネギの残りなどが中毒症状を出現させてしまうこともあります。
→食道や胃の出口、腸で引っかかり、嘔吐を繰り返します。詰まると開腹手術が必要になるケースもあります。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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