1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 病気の予防
  5. 猫の歯周病は命に関わることも なりやすい猫と予防の対策を獣医師に聞いた

猫と暮らす

UP DATE

猫の歯周病は命に関わることも なりやすい猫と予防の対策を獣医師に聞いた

猫の歯周病について知っていますか? 歯磨きが苦手な猫は、歯周病になりやすいといわれています。今回は、猫の歯周病についてご紹介。歯周病になりやすい猫や、予防策についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

猫の歯周病はどんな病気?

キジトラのあずきちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
歯肉に炎症が起こる歯肉炎や、歯のまわりの組織が炎症を起こす歯周炎の総称を「歯周病」といいます。
歯垢が蓄積して歯石化してしまうと、ひどい口臭がしたり、歯肉が赤くなったりすることも。猫は激しい痛みを感じるので食事が満足に取れなくなり、衰弱してしまうおそれがあります。

歯周病になりやすい猫はいるの?

黒白のうしまるくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
歯周病は、猫の歯に歯石が付着することが原因となります。歯石のもとは、食べ物のカスや細菌などが含まれた歯垢。これが唾液中のカルシウムを取り込んで石灰化し、歯石となって歯に付着することで歯周病の原因となります。

猫の場合は、歯垢が歯石になる期間が1週間と人より短く、さらに猫は歯磨きが難しいことが多いため、歯石がつきやすいのです。
ひどい歯周病は7才を過ぎた高齢猫に多くみられますが、歯石は2才を過ぎると付着がみられるため、若い猫でも歯周病にかかることはあるでしょう。

歯周病はどうしたら予防できる?

サバトラのみやびちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
歯周病を予防するためには、原因となる歯垢を歯石になる前に取り除くしかありません。そのため、歯ブラシで猫の歯を磨くことが一番の予防法です。

残念ながらすでに歯石がついてしまっている場合は、いくら磨いても効果は期待できないため、歯磨きをする前に愛猫の歯と歯ぐきの健康状態をチェックしてください。健康な歯ぐきであれば全体的に薄いピンク色で、歯に歯垢や歯石が付いていなければ白色が確認できるでしょう。このような状態であれば、歯磨きをして予防を行ってください。

歯ぐきが赤く腫れていたり、歯に歯石がついて黄土色になっていたりする場合は、歯ブラシを当てると猫が痛がることがあるため、動物病院で治療の相談をしましょう。
一度歯石がついてしまうと、全身麻酔をかけて歯石を取り除く必要があります。猫の体に負担もかかるため、歯石が付く前にふだんからデンタルケアを心がけていきたいですね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の口臭の原因は歯周病?症状や治療、予防法は』(監修:ねこのきもち相談室)
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る