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猫が噛んだり引っかいたりするのは猫の事情もある 年代別に異なる対策は

愛猫に噛まれたり引っかかれたりした経験がある飼い主さんも少なくないでしょう。猫が攻撃する理由はさまざまですが、実は年齢によっても変わります。今回は、子猫期・成猫期・シニア期の3世代にわけて、猫が噛んだり引っかいたりする理由を解説します。

子猫:ソフトなカミカミが頻繁!悪気はないことが多い

猫タワーの上にたたずむ猫
kaorinne/gettyimages
子猫のときは、本能的に狩りの練習をする時期。このため、飼い主さんの手足にじゃれついた延長で噛んだり引っかいたりすることが最も多いでしょう。3〜6カ月齢頃は乳歯から永久歯に生え替わるむずがゆさから噛んだり、爪が出たままの時期でもあるので、意図せず引っかいたりしてしまうケースもあります。

成猫:成長にともない、力も警戒心も強くなる

ソファの上で眠っている猫
kaorinne/gettyimages
成猫が噛んだり引っかいたりする場合、子猫のころに覚えたクセを引きずっていることもあります。しかし精神的に成長して、警戒心や縄張り意識が強まることで攻撃を始めるという猫も。いずれにしても子猫期より力が強くなり、攻撃力も高まるため、子猫のときに比べると深刻といえます。

知っておいて!シニアになってから攻撃的になることも

女性の膝の上に座る猫のクローズアップ
Sergey Dementyev/gettyimages
これまで噛む・引っかくといった行動をしなかった猫が、シニア期になってから突然し始めるケースもあります。今まで平気だったシーンで攻撃するようになった場合は、関節痛などで体に痛みを感じている可能性も。また、シニア期になると薬を飲ませるなどのケアも増えるので、ストレスから攻撃的になっている場合もあります。どちらにしても、かかりつけの動物病院で診てもらった方がいいでしょう。
猫が噛んだり引っかいたりする理由は、猫の年齢によっても異なるということがわかりました。対策をしても猫からの攻撃がなかなか治らない場合は、1人で悩まず、かかりつけの動物病院に相談してみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2021年3月号『ねこのきもち獣医師相談室がジャッジします! 子猫&成猫 みんなの噛む・引っかく対策』(監修:ねこのきもち獣医師相談室)
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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