猫と暮らす
UP DATE
猫のお顔をじっと見て確認 猫がかかりやすい目・口・耳の病気の初期症状は
そこで今回は、猫がかかりやすく、その中でも顔周りに症状が出る病気を、獣医師の服部幸先生に伺いました。
結膜炎・角膜炎
結膜炎も角膜炎も、猫カゼを発症させるウイルス(猫ヘルペスウイルス・猫カリシウイルス・猫クラミジア)に起因することが多いため、猫カゼ予防のためのワクチン接種が、結膜炎・角膜炎予防にも効果的です。また、結膜炎は細菌感染、角膜炎は猫同士のケンカなどでの外傷が原因になるケースもあります。
結膜炎と角膜炎は、症状がよく似ています。
・目ヤニが出る
・目が充血している
・目を開けにくそうにしている
・涙がたくさん出る
このような症状があらわれたら、結膜炎や角膜炎を疑いましょう。
歯周病・歯肉口内炎
歯肉口内炎は、歯肉・舌・口内の粘膜などが炎症を起こす病気です。歯周病が進行して歯肉口内炎になったり、ウイルスや細菌に感染して発症したりします。
歯周病と歯肉口内炎も、症状はほとんど同じです。
・フードを食べるときにこぼしたり、痛がったりする
・口を気にして前足で触る
・口が臭い
・ヨダレが出る
・フードを食べない
このような症状が出たら、なるべく早めに動物病院で検査をしてもらいましょう。
外耳炎
外耳炎の主な症状は、以下のとおりです。
・耳をかゆがるしぐさをする
・頭をしきりに振る
・耳アカがたくさん出る
・耳から液体や膿が出てくる
外耳炎を放っておくと、重症化したり中耳炎を発症したりすることがあります。
参考/「ねこのきもち」2022年9月号『獣医師の最新トピックス&読者体験談も 猫に多い病気、その理由は?』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE