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実は座り疲れていたのかもしれない?  猫が体や足を伸ばして転がる理由

ふと猫に目をやると、前後の足を投げ出して体が長く伸びていることがありますよね。「体が長い」という感想と共に、「何で伸びているの?」という素朴な疑問も。その理由を哺乳動物学者の今泉忠明先生に教えてもらいました。まずは、伸びる猫たちの様子からお楽しみください。

猫は足を脱力して伸びることがある

伸びるクロちゃん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は前足も後ろ足も伸ばして、リラックスしたようなポーズでのびのびと寝ることがあります。
写真のクロちゃんは、ソファーの上で伸びながらお昼寝を。とってもくつろいでいますね。

体がひねることもある

伸びるランくん(スコティッシュフォールド)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ランくんも、床の上でビヨーンと伸びて転がっています。気持ちよさそう♡

家具に体をつけながら伸びることだってあるんです

伸びるもなかくん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
脇と足を椅子の脚にくっ付けながら伸びているのは、もなかくん。いい感じに家具の隙間で伸びていますね。

どういう状況になると、猫は長く伸びるのでしょうか?

じつは、脱力して寝ながら温度調節していた!

伸びるペールくん(マンチカン)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
この伸びて寝る姿勢は、すぐに立ち上がることのできない無防備なポーズ。前後の足を脱力して、猫はリラックスして寝ているのでしょう。
そしてお腹を広く床につけられる姿勢のため、温度調節している可能性も。暑いときはひんやりした床で涼をとり、寒いときはホットカーペットの上などで暖をとることもあるようです。

起きているときは、同じ姿勢に疲れた可能性も!?

伸びるムーンちゃん(ブリティッシュショートヘア)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
もし猫が起きているのに伸びていたら、違う理由が考えられます。スフィンクスのように両前足を前に出して座る姿勢を長く続けて、より楽な姿勢をとるために後ろ足を投げ出したのかもしれません。猫だって同じ姿勢でいるのは疲れるのです。
伸びながら寝転がる姿勢は、リラックス気分を味わいつつも、涼や暖がとれる機能的な一面が。もし、猫が暑い・寒いと感じていそうな場合は、室温や居場所の環境を見直してあげましょう。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2019年4月号『どうしてするの? どんな気持ち? We Love ニャンポーズ』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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