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猫の体のお手入れにおすすめな「ガーゼ」使い 顔も体もさっぱりさせてあげる方法

お手入れを嫌がる猫は多いので、体に負担が少ない方法でサッとケアしてあげたいですよね。そこで今回は、ガーゼを使って簡単にできる、猫の体の広範囲の汚れをお手入れする方法について、アニマル・ケアサロンFLORA医院長の中桐由貴先生に伺いました。

体の広範囲の汚れを取るのに便利な「ガーゼ」

口をポカンと開けるアメリカンショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
畳んだり、指に巻いたりできるガーゼは、口まわり・背中・お尻といった、猫の体の比較的広い範囲のケアにおすすめです。目が粗いため、サッとふくだけでしっかり汚れをからめ取ってくれます。湿ったガーゼで広い範囲をふいたあとは、乾いたガーゼでしっかり水分をふき取りましょう。

口まわりのお手入れ方法

昼寝をする黒白猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
頬やあごは猫自身の毛づくろいだけではケアしきれない部分もあるので、食後に乾いたガーゼでサッとふいてあげて。とくに長毛の猫や鼻が低い猫は、口まわりが食べカスで汚れやすいので注意しましょう。

まずガーゼを半分に折り、間に中指と人差し指を入れます。親指側に残っているガーゼを内側に折ります。同様に、小指側に残っているガーゼも内側に折ります。

次に、猫のヒゲのつけ根から頬へ向けて、なでるように手早くふきます。汚れやすい口角を重点的に行ってください。あごも毛並みに沿ってなでるようにふいてあげましょう。

背中のお手入れ方法

低い姿勢で見上げるミケ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
狭いところに入り込んだり、何かの上に乗ったりして猫の背中の広範囲に汚れがついてしまったら、湿らせたガーゼでふいてきれいにしてあげて。汚れの程度と範囲に応じて、ガーゼは複数枚用意しておきましょう。

まず、38℃程度のぬるま湯を用意し、そこにガーゼを浸します。水分が残りすぎないよう、ギュッとしっかりしぼりましょう。次に湿らせたガーゼを持ち、手のひらで毛並みと逆方向になでて汚れをふき取ります。仕上げに、乾いたガーゼで毛並みに沿って水分をやさしくふき取りましょう。

お尻のお手入れ方法

お座りするキジトラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が下痢をしたときなどに、肛門まわりにウンチが少し残ってしまったり、お尻付近の毛が汚れたりすることもあります。湿らせたガーゼでふいて衛生的に。

湿らせたガーゼを持ち、肛門の状態が見えるよう毛をわけて汚れ具合を確認しましょう。汚れ方に応じてガーゼでつまんだり、指先でクルクルふいたりしたりして、やさしく手早くふき取ってください。
猫の体をきれいにすることにこだわるあまり、ゴシゴシこすったり、嫌がる猫を無理に拘束したりするのはNG。猫がお手入れを嫌がらなくなるよう、いつも「やさしく・手早く・無理せず」を心がけて気持ちよくお手入れしてあげましょう。
お話を伺った先生/中桐由貴先生(アニマル・ケアサロンFLORA院長 日本ペットマッサージ協会理事)
参考/「ねこのきもち」2020年5月号『5月10日はコットンの日!ねこにも地球にもやさしい コットン拭きでササッとかんたん愛猫ケア』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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