猫と暮らす
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猫を家で看病することも 病気や介護の「ホームケア」に便利なアイテムと心がけとは
猫を飼っていると、病気や介護でホームケアが必要となることも。そんなときはどのように対処すればよいのでしょうか。
飼い主さんへのアンケート結果や寄せられたエピソードを紹介するとともに、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生の解説をお届けします。
飼い主さんへのアンケート結果や寄せられたエピソードを紹介するとともに、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生の解説をお届けします。
【調査】猫のホームケアを経験したことはある?

今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん113名に「愛猫の病気や介護などで、猫のホームケアを経験したことはありますか?」アンケート調査を実施。すると、経験のある飼い主さんは約3割という結果になりました。
【体験談】飼い主さんが語る! 猫のホームケア
猫のホームケアについて、飼い主さんたちから寄せられた体験談をご紹介します。
こんなアイテムが便利だった!
「エリザベスカラーが傷口をなめるのを防ぐのに役だった。プラスティック製を使いましたが、後で布製があること知りました。うちの子は布製の方がよかったかも知れないと思いました。性格や行動に合わせて選ぶといいと思います」
「シリンジ。強制給餌をがんばれたので、また元気になってくれています」
「シリンジや、ドライフードを粉々にするフードクラッシャーを使いました。流動食を与える場合は、シリンジはいろいろなサイズを動物病院で購入して使いやすく、猫も食べやすい物を使いました」
「シリンジ。強制給餌をがんばれたので、また元気になってくれています」
「シリンジや、ドライフードを粉々にするフードクラッシャーを使いました。流動食を与える場合は、シリンジはいろいろなサイズを動物病院で購入して使いやすく、猫も食べやすい物を使いました」
薬を飲ませるときは?
「投薬方法をいろいろ試しましたが、カプセルを使うとツルッと飲んでくれて、後で吐き出したりもなく楽です」
「薬を飲ませるときに、錠剤を飲ませるための棒のようなものを使うと喉の奥に錠剤を入れられるので、投薬が楽だった」
「薬を飲ませるときに、錠剤を飲ませるための棒のようなものを使うと喉の奥に錠剤を入れられるので、投薬が楽だった」
こんなアイテムがほしかった!
「毎日家で点滴をしたのですが、毎回、寝たきりの愛猫をケージから出し、点滴を高いところにつれるところまでつれていっていました。弱っているコには、その移動も負担になっていたと思います。ケージに取り付ける点滴スタンドがあればいいのにと思いました」
「点滴をするのに、猫が途中で逃げ出さないようなツールがあるとありがたいです。例えば、香箱座りして、背中も固定して動かないような箱で、かつあまりストレスにならないようなものがあるといいなと思います」
「点滴をするのに、猫が途中で逃げ出さないようなツールがあるとありがたいです。例えば、香箱座りして、背中も固定して動かないような箱で、かつあまりストレスにならないようなものがあるといいなと思います」
【獣医師解説】猫のホームケアで気をつけることは?
飼い主さんたちから、猫のホームケアについてのエピソードがたくさん寄せられました。
そこで、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に聞きました。
――猫の病気や介護でホームケアを行う際、気をつけるべき点について教えてください。
原先生:
「病気や介護でホームケアを必要とする場合、飼い主さんはついできるまで夢中になってしまいがちですが、ホームケアが必要なときの猫は、長い時間がんばるのがあまり得意でなくなっていることが多いです。
猫の様子を注意してみるようにして、様子が変ならケアの途中でも一度止めるようにしましょう」
そこで、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に聞きました。
――猫の病気や介護でホームケアを行う際、気をつけるべき点について教えてください。
原先生:
「病気や介護でホームケアを必要とする場合、飼い主さんはついできるまで夢中になってしまいがちですが、ホームケアが必要なときの猫は、長い時間がんばるのがあまり得意でなくなっていることが多いです。
猫の様子を注意してみるようにして、様子が変ならケアの途中でも一度止めるようにしましょう」
ホームケアでおすすめのアイテムは?
――猫の病気や介護でホームケアを行う際、おすすめのアイテムを教えてください。
原先生:
「フードなどは、ドライフードを絶対食べなきゃダメだと思いがちなかたが多いのですが、最近はウエットフードでも総合栄養食のものが増えてきています。ムースタイプなどを選べば、わざわざふやかしたりくだいたりする手間が省けるのでおすすめです。
また皮下点滴のときは、段ボールの間にタオルを詰めてあげると体が伏せのまま安定しやすく、程よく動きづらくなるのでおすすめです」
――ありがとうございました。
原先生:
「フードなどは、ドライフードを絶対食べなきゃダメだと思いがちなかたが多いのですが、最近はウエットフードでも総合栄養食のものが増えてきています。ムースタイプなどを選べば、わざわざふやかしたりくだいたりする手間が省けるのでおすすめです。
また皮下点滴のときは、段ボールの間にタオルを詰めてあげると体が伏せのまま安定しやすく、程よく動きづらくなるのでおすすめです」
――ありがとうございました。
ホームケアは猫の様子をみながら
猫の病気や介護でホームケアを行うときは、猫の様子に注意しつつ、便利なフードやアイテムの力も借りるとよさそうですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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