猫と暮らす
UP DATE
猫を家で看病することも 病気や介護の「ホームケア」に便利なアイテムと心がけとは
飼い主さんへのアンケート結果や寄せられたエピソードを紹介するとともに、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生の解説をお届けします。
【調査】猫のホームケアを経験したことはある?
【体験談】飼い主さんが語る! 猫のホームケア
こんなアイテムが便利だった!
「シリンジ。強制給餌をがんばれたので、また元気になってくれています」
「シリンジや、ドライフードを粉々にするフードクラッシャーを使いました。流動食を与える場合は、シリンジはいろいろなサイズを動物病院で購入して使いやすく、猫も食べやすい物を使いました」
薬を飲ませるときは?
「薬を飲ませるときに、錠剤を飲ませるための棒のようなものを使うと喉の奥に錠剤を入れられるので、投薬が楽だった」
こんなアイテムがほしかった!
「点滴をするのに、猫が途中で逃げ出さないようなツールがあるとありがたいです。例えば、香箱座りして、背中も固定して動かないような箱で、かつあまりストレスにならないようなものがあるといいなと思います」
【獣医師解説】猫のホームケアで気をつけることは?
そこで、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に聞きました。
――猫の病気や介護でホームケアを行う際、気をつけるべき点について教えてください。
原先生:
「病気や介護でホームケアを必要とする場合、飼い主さんはついできるまで夢中になってしまいがちですが、ホームケアが必要なときの猫は、長い時間がんばるのがあまり得意でなくなっていることが多いです。
猫の様子を注意してみるようにして、様子が変ならケアの途中でも一度止めるようにしましょう」
ホームケアでおすすめのアイテムは?
原先生:
「フードなどは、ドライフードを絶対食べなきゃダメだと思いがちなかたが多いのですが、最近はウエットフードでも総合栄養食のものが増えてきています。ムースタイプなどを選べば、わざわざふやかしたりくだいたりする手間が省けるのでおすすめです。
また皮下点滴のときは、段ボールの間にタオルを詰めてあげると体が伏せのまま安定しやすく、程よく動きづらくなるのでおすすめです」
――ありがとうございました。
ホームケアは猫の様子をみながら
取材・文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE