1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 雑学・豆知識
  4. 犬より厳しい?賃貸物件での猫の飼育 トラブルの体験談と獣医師のアドバイス

猫と暮らす

UP DATE

犬より厳しい?賃貸物件での猫の飼育 トラブルの体験談と獣医師のアドバイス

賃貸で猫を飼うとき、近隣住民や大家さんとの間でトラブルになってしまうことも。そこで今回は、賃貸で猫を飼っているときのトラブルについて、飼い主さんにアンケートを実施。また、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に、賃貸でのトラブルを回避する方法についてうかがいました。

猫を賃貸で飼っていてトラブルになったことがある人は7%

猫を賃貸で飼ってトラブルになったことはある?
※2023年5月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 45人)
猫を賃貸で飼育しているときのトラブルについてアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
猫を賃貸で飼っていてトラブルになったことはあるか、飼い主さんにアンケートを実施。トラブルになったことがあると回答した方は、全体の7%と少数でした。

飼い主さんに聞きました! 実際にどんなトラブルが?

サバトラ猫のフミヲちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
・「引っ越すとき大家さんに許可をもらいました!もともとペット不可の所でしたので、“外に出さない”という約束を守っていたのですが、窓辺で日向ぼっこをしているうちのコを見て、ほかの家から猫を飼いたいと多数言われたそうです。そのため、大家さんに次の家を探すように言われました。賃貸なので床から壁まで全て保護剤でカバーしており、とても綺麗でしたが、敷金は戻らずでした」

・「壁で爪研ぎをしてしまいぼろぼろになってしまったので、出て行くときに修繕費を支払いました」

猫を賃貸物件で飼うときに気をつけたい点は?

スコティッシュフォールドのごはんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫を賃貸物件で飼うとき、近隣住民の方への配慮としてどのような点に気をつけたらいいでしょうか?

丸山先生:
「絶対条件は猫を飼っていい物件を探すこと!だと声を大にして言いたいです。猫の飼育可能な物件は、爪とぎや尿のニオイなどのリスクをはらむためか、ペット飼育可とされている物件でも猫はNGのことも多いようです。そのうえで、もしも近隣の方に配慮を必要とするようであれば、引っ越し後に『猫を飼育しているため、足音や鳴き声などでご迷惑をかけるかもしれません。注意してまいりますので、よろしくお願いいたします』などのお声がけをしておくと、猫と暮らすことに対しての理解が得やすいのではないかと思います」

物件をできるだけ傷つけないためにできることはある?

――猫を賃貸物件で飼うとき、物件をできるだけ傷つけないためにできる工夫はありますか?

丸山先生:
「これはなかなか難しい課題ですが、ケージの下や食器などの下を中心に防音マットなどを敷き、音と傷に備えるといいのではないでしょうか。爪とぎ跡のつかない、貼ってはがせるシートなども売っているため、壁などには猫が背伸びをした所くらい、床から人の腰くらいの高さまで、シートでカバーするのもいいでしょう。また、積極的にといでもいい爪とぎを置いてあげたり、マメに爪を切ったりすると、家具を傷めにくいかもしれませんね。
配慮をするに越したことはありません。今はいろいろなグッズがネットにも売られていますので、お住まいに合ったものを探してみるのもいいかと思います」
アンケート結果を見ると、賃貸で猫を飼ううえでのトラブルはそこまで多くないように感じるかもしれません。しかしそれも、多くの飼い主さんが事前にある程度しっかりと準備しているからこそ。今回うかがった内容も参考に、対策を練ってみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る