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術後だけじゃない!日常にもあると便利な猫のエリザベスカラー&術後服

おもに患部を保護するために使用されるエリザベスカラーや術後服。じつは、術後だけでなくふだんの生活でもあると便利なアイテムなのです。そこで今回は、患部の保護だけじゃないエリザベスカラー・術後服の活用方法について、獣医師の山本宗伸先生にお話を伺いました。

エリザベスカラー&術後服はふだんのお世話でも使える!

ロシアンブルーのすみれちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
エリザベスカラーや術後服は、患部の保護以外にも使い道があります。例えば、愛猫の爪切りの際、噛まれるのを防ぐためにエリザベスカラーを着用させたり、動物病院や災害時の避難先などで抜け毛の飛散を防ぐために術後服を着せたりと、お手入れや通院などの場面でも役立ちます。
エリザベスカラーや術後服は必要なときにレンタルや購入できることもありますが、自宅にも常備しておくと便利です。

エリザベスカラー&術後服の選び方

アメリカンショートヘアのうたちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
エリザベスカラーと術後服は、保護する部位や猫の反応に合わせて使い分けます。獣医師と相談し、猫のストレスがなるべく少なく、適度な保護力があるものを選ぶとよいでしょう。

エリザベスカラーの選び方のポイント

さまざまな素材や形で作られたエリザベスカラーがあり、着け心地や保護力などに差があります。常備しているもののほかに、猫の症状や着用期間に合わせて負担の少ないものを用意するとよいでしょう。

■薄いプラスチック製
最も一般的なタイプのエリザベスカラー。軽くて動きやすいため、長時間の着用も○。洗浄や消毒もしやすく、衛生面も安心です。

■厚いプラスチック製
頑丈で外れにくいのが特徴。絶対に外れてほしくない期間に着けることが多いです。

■厚い布製
厚みがあり芯がある布タイプは、ほどよい保護力がありながら適度な柔らかさで生活しやすく、長期間でも負担は少なめです。

■薄い布製
軽くて柔らかく、首への負担が少ないタイプ。柔らかさゆえに患部をなめてしまうこともあるため、短期間の使用に向いています。

術後服の選び方のポイント

術後服は、猫への負担が少ない着脱がスムーズにできるデザインで、伸縮性がある生地のものを選びましょう。
後ろ足を触られるのを嫌がる猫には、後ろ足を通さずに全身を覆えるオールインワンタイプがおすすめです。また、動き回る猫には、洋服のように四肢を通して背中で固定するタイプがよいでしょう。

エリザベスカラー&術後服に慣れさせるコツ

MIXキジトラの幸くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫がエリザベスカラーや術後服の着用を嫌がる場合は、緊急時をのぞいて、日頃からゆっくりと時間をかけて慣れさせることが大切です。まずは猫にエリザベスカラーや術後服のニオイを嗅がせ、危険なものではないと認識させてあげましょう。その後、すばやく猫に着用させ、しばらくは落ち着かない様子を見せる場合もありますが、その状態でおやつを与え、いい印象を与えます。こうして徐々に着用させる時間を延ばしていきましょう。
術後以外でも活用できるエリザベスカラーや術後服。実際に使用する場面に備えて、日頃から少しずつ慣れさせてあげましょう。
お話を伺った先生/山本宗伸先生(獣医師 Tokyo Cat Specialist院長)
参考/「ねこのきもち」2022年5月号『術後以外も!あると便利なエリザベスカラー&術後服』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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