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猫への飼い主さんの行動 猫は本当はどう思ってる? 専門家に聞いた

猫のアクションに対して、日々飼い主さんなりの応え方をしているものの、猫にどう思われているのか疑問に思ったことはありませんか? 今回は日本学術振興会特別研究員の高木佐保先生に、飼い主さんの行動を猫はどう感じているのか、お話を伺いました。

猫と人の間の“視線コミュニケーション”とは?

アメリカンショートヘアのカティーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫と人は言葉で会話ができなくても、愛しい感情や、簡単な要求・支持を伝え合うことができます。
そのなかでも最近注目を集めているのが、「視線コミュニケーション」です。
人が視線によって感情や意志を伝達し合う様子を猫が学習し、猫も視線コミュニケーションを獲得していると考えられる研究も発表されています。

体験談1.「いないいないばあ」

ミヌエットのテンテンちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「私が壁や扉の陰から顔をひょっこり出しては引っ込めます。出すときこっそりと高さを変えて、『どこから顔が出るかな?』と愛猫とゲームをしています」
(愛媛県 R・Fさん)

猫は「待ち伏せ」の状況を楽しんでいる

猫は飼い主さんの顔や声と、ほかの人を識別することができます。そのため、好きな飼い主さんが見え隠れするのを楽しんでいるのかも。
また、野生時代の猫は、待ち伏せ型の捕食者のため、獲物や対象が見え隠れするのを楽しむ傾向にあります。おもちゃで遊ぶときも、獲物が完全に見えている状態よりも、どこかに隠れた状態で飛びかかる猫が多数。獲物が隠れた状態は、獲物側からも猫が見えない状態になるので、狩りの成功率が上がるのでしょう。

体験談2.「サイレントニャー」

キジトラ猫のナツちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「愛猫と目が合ったら、私のほうから『サイレントニャー』をしています」
(東京都 Y・Tさん)

友好のシグナルとして猫は認識できるかも

鳴くしぐさだけで声が出ていない猫の「サイレントニャー」は謎が多く、人に聞こえない周波数で発声を行っている可能性もあります。
猫は口角が上がった表情を友好のシグナルとして認識できるため、人が猫に対してする場合は、微笑むことを心がけるといいかもしれません。
言葉で会話することはできなくても、しぐさや表情で猫と意思をかよわせることはできます。愛猫の反応を確かめながら、飼い主さんと愛猫ならではのコミュニケーションを築き、より強い信頼関係を作っていってくださいね。
お話を伺った先生/高木佐保先生(日本学術振興会特別研究員(RPD) 麻布大学特別研究員)
参考/「ねこのきもち」2023年4月号『“ネコ心理学”の専門家が解説! 顔と手で愛猫と会話しよう♪』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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