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猫のトイレの平均回数は 少なすぎるとき・多すぎるときに懸念される病気を獣医師に聞いた

日頃から猫のトイレの回数や色、量などをチェックしていますか?病気の早期発見のためには、トイレの回数などのチェックがとても大切です。今回は、猫のトイレの平均回数や病気の可能性がある回数などについて、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に教えていただきました。

おしっことうんちの平均的な回数

キジトラの北斗くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
おしっこであれば1日2~5回、うんちであれば1日1~2回ほどが平均です。しかし、月齢が小さい子猫などの場合は、それぞれの回数が多い傾向にあるでしょう。

おしっことうんちの回数が極端に少ないときに注意したいこと

サイベリアンのミミンヌちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
おしっこが極端に少ない場合は、おしっこをつくることができない腎臓の病気や、おしっこを出すことができなくなるような尿道の病気などが考えられます。
うんちが極端に少ない場合は、何らかの便秘や、腸の閉塞などの病気が考えられるでしょう。
おしっことうんちどちらも少ない場合は、食事や飲水ができているかも見極めることが必要です。

おしっことうんちの回数が極端に多いときに注意したいこと

サイベリアンのピノコちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
おしっこの回数が極端に多い場合は、膀胱炎や尿石症などの病気が考えられます。また、腎臓の疾患も含め、お水をたくさん飲むような病気によって、尿の回数と量が増えてしまうこともあるので、注意が必要です。
うんちの回数が極端に多い場合は、下痢になってしまっていることが多いですが、便秘のせいでうんちが出にくく、何度もトイレに行くケースも。

どのように回数をチェックすればいい?

サイベリアンのアルくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
トイレに固まるタイプの砂を使用している場合は、おしっこをしたときの塊の大きさや数を常に把握しておきましょう。トイレの掃除のたびに、塊の大きさに変化がないか、数に増減がないかを見ておくと把握しやすいです。
シートタイプの場合は、シートの重さや尿のシミの広がり方、色などを観察しておきましょう。
システムトイレの場合は、頻繁に掃除する必要がないものもありますが、できるだけ毎日砂やシートの汚れ具合をチェックし、色や量などを確認するといいでしょう。
忙しくて頻繁にチェックすることが難しいという方は、IoTで体重や尿量、便の回数などを管理してくれるトイレを検討してみるのもおすすめです。
トイレの回数や異常に気付くためには、日頃のチェックがとても大切です。病気に早く気付くためにも、日頃からトイレのチェックをしておきましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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