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暑くても窓辺が好きな猫、熱中症が心配。猫の暑さ対策の「正解」を獣医師に聞いた

今年の夏は猛暑日になることも多いですね。暑さには比較的強いといわれている猫にとっても、なかなか厳しい季節です。

そこで今回は「冷たい床にお腹をつけて座っていたら、体が冷えるのでは?」「夏でもうちの愛猫は日向ぼっこをするのだけれど大丈夫なの?」など、飼い主さんが感じるであろうギモンを獣医師に聞いてみました。

冷たい床にお腹をくっつけている愛猫。お腹は冷えないの?

Mix(黒×白)の雷丸くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
暑い日に、フローリングなどの冷たい床でお腹を冷やす猫は少なくありません。最初は冷たくても、ずっと同じところに座っていれば床の接地面は猫の体温と同じくらいになるため、全身が冷えてしまうことはないでしょう。

ただし、床で涼む行動をとるということは、暑がっている証拠です。部屋を涼しくしたり冷感グッズを用意したりなど、暑さ対策をしてあげてくださいね。

夏になると被毛の色が薄くなる。摂取したほうがいい栄養分はある?

Mix(キジトラ)のモヅクくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の被毛は一般的に二重構造になっていて、夏は皮膚に近い「アンダーコート」が抜けた状態になります。そのため、冬に比べると毛が薄くなり、色も薄く見えることが。夏に毛が薄くなるのは自然なことなので問題はありません。

また、被毛や皮膚の健康維持には、必須脂肪酸や乳酸菌が効果的だといわれています。これらは総合栄養食で摂取できますが、被毛の健康が気になる場合は、これらの成分を意識したフード選びをしてみてもいいかもしれませんね。

夏でも日向ぼっこをする。大丈夫?

アメリカンショートヘアのまくりちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
シニア猫が長時間日光浴をしているときは、関節が痛くて動けない、感覚が鈍って暑さを感じていないなどのケースがあります。過度な日光浴は熱中症の原因にもなるため、夏場はある程度時間が経過したら、場所を移動させてあげるといいでしょう。

ちなみに、長時間日光を浴びていても被毛に直接的なダメージはありません。ただ、白猫や毛色が薄い猫は紫外線の防御力が弱いため、日光皮膚炎になりやすい傾向があります。

暑くなると皮脂が多くなる気がする。対策は?

サイベリアンのうにもちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
皮脂が多いタイプの猫は、高温多湿になると皮膚炎になることがあります。エアコンのドライ機能などで湿度を下げるのが効果的ですが、長時間使用すると部屋が冷えすぎてしまうことも。獣医師と相談し、濡れタオルで体をふく、猫用シャンプーで部分洗いをするなど、皮脂ケアを行うのもいいでしょう。
高温多湿の環境から、どうしても体調に不調をきたしやすい夏。愛猫が快適に過ごせているかを常に意識し、室内環境を整えてあげましょう。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2023年7月号『これで暑さ対策は万全 先生教えて! 猫の夏暮らし相談16』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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