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猫の「尿石症」かかりやすい猫の種類と特徴 遺伝的な要因も

尿石症は、猫がなりやすい病気のひとつ。愛猫の健康のために、病気のことを理解しておくことが大切です。今回は、これからかかるかもしれない尿石症のこと、かかってから疑問に思うことについて、王子ペットクリニック院長の重本仁先生に教えていただきました。

Q. 尿石症になりやすい猫の特徴は?

横たわる猫
Kryssia Campos/gettyimages
A. 尿石症は食習慣が大きく影響し、水をあまり飲まない猫は尿石症になりやすいといえます。また、なかには生まれつきの体質という場合も。猫種としては、バーミーズ、ヒマラヤン、ペルシャ、ラグドール、アメリカンショートヘアーの発症が多い傾向にあります。

Q. きょうだい猫も発症する?

ぬいぐるみで遊ぶ猫
rai/gettyimages
A. 尿石症は遺伝的要因で発症することが多いので、罹患した猫と血がつながっている猫も発症する可能性は高いといえます。ミネラルを多く含む食べ物を控える、水分を多く摂れる環境づくりをするなど配慮してあげましょう。

Q. 療法食を食べている猫に、おやつを与えてはいけない?

窓際でリラックス中の猫
rai/gettyimages
A. 尿石症に限らず、療法食を与える際は、療法食以外の食べ物は与えないことが推奨されています。とくに尿石症の治療では、体内にとりこむミネラルのバランスが重要。おやつを与えたい場合は、必ず主治医に相談しましょう。

Q. 再発防止のために、水を飲ませやすくする方法は?

遠くを見つめる猫
ryo96iSt/gettyimages
A. 猫が好む高さや材質の器を用意したり、流れる水を好む猫には猫用自動給水器を設置したりしましょう。また、療法食を与える際に水を加えたり、主治医と相談のうえウエットタイプの療法食に切り替えたりするのもひとつの手です。
尿石症は猫に多い病気です。いつか愛猫がかかる可能性もあるので、知識をつけておいて損はありません。ふだんから愛猫の様子を気にかけて、健康を守ってあげてくださいね。
お話を伺った先生/重本仁先生(王子ペットクリニック院長)
参考/「ねこのきもち」2023年7月号『飼い主さんの10のケースから学ぶ 猫に多い尿石症 ウチはコレで気付きました。』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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