猫と暮らす
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猫は指や棒状のものを差し出すとついニオイをかぐ。おなじみの行動の意外な理由とは
猫はニオイをかいで情報収集や挨拶をしていた
原先生:
「猫には、もともと近づいてきたものが何なのか探る意味合いで、対象物に鼻を近づけてニオイをかぐ習性があります。また、挨拶の意味で、人の指や相手の猫の鼻に鼻先をくっつける行動をすることもあります。このとき、相手のことを確認するためにもニオイをかいでいるといわれています」
猫がニオイから得る情報とは
原先生:
「猫はニオイから、その人の体臭や食べ物の香り、フェロモンの香りなどを収集しています。これらの情報を集めることにより、相手が誰で、どんな精神状況か(緊張して汗が出ているのか、リラックスしているのかなど)、体の調子はどうか(体調がよくない、猫同士であれば発情しているかどうかなど)を確認しているのです。さらには、敵か味方かの判別までできるといわれています」
ニオイをかがせる際の注意点
原先生:
「急に猫の顔の前に指を出したり棒を出したりすると、猫がびっくりして怖がってしまうことがあります。猫を怖がらせないためにも、ゆっくりと頭よりも低い位置から出してあげるようにしましょう。猫が落ち着いていてリラックスしているタイミングでやってあげれば、いいコミュニケーションになるでしょう。
また、静電気が起きやすい季節は『バチッ』となって猫がおどろくこともあるので、注意したいですね」
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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