猫と暮らす
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猫は魚を食べるべき？ 砂をかけるような動作はマズいから？ 猫の食事にまつわる疑問を獣医師に聞いた
「猫は魚が好き」など、猫の食事には昔からいろいろな説や言い伝えがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。そこで今回は、猫の食にまつわる疑問や誤解しがちな食事のお世話について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
猫には魚を与えた方がいいの？
――猫には「魚が好き」というイメージがありますが、猫の食事に魚を与える必要はあるのでしょうか？
岡本先生：
「総合栄養食のキャットフードを食べているのであれば、あえて追加で魚を与える必要はないでしょう」
岡本先生：
「総合栄養食のキャットフードを食べているのであれば、あえて追加で魚を与える必要はないでしょう」
食事はいつでも食べられるようにすべき？
――猫の食事はいつでも食べられる状態がよいという話を聞きますが、フードは常に置きっぱなしにしたほうがよいのでしょうか？
岡本先生：
「フードが傷まないか気にかける必要はありますが、残した分は次の食事までそのままにしておいて差し支えないと思います。また、ちょこちょこ食べをするコには、自動給餌機を併用するのも一つの手ですよ」
岡本先生：
「フードが傷まないか気にかける必要はありますが、残した分は次の食事までそのままにしておいて差し支えないと思います。また、ちょこちょこ食べをするコには、自動給餌機を併用するのも一つの手ですよ」
猫がフードに砂をかけるしぐさをするのは、まずいからなの？
――ときどき、猫が食事に砂をかけるしぐさをする姿を見かけることがありますが、これはフードがまずいと思っているからですか？
岡本先生：
「今はいらない・好きではないという気持ちから、砂をかけるしぐさをする場合があります。また、便と勘違いしている可能性も考えられますね」
岡本先生：
「今はいらない・好きではないという気持ちから、砂をかけるしぐさをする場合があります。また、便と勘違いしている可能性も考えられますね」
「猫がアワビを食べると耳が落ちる」って本当なの？
――「猫がアワビを食べると耳が落ちる」という言い伝えがありますが、これは本当ですか？
岡本先生：
「アワビ類の中腸腺に含まれる“ピロフェオホルバイドa”という物質は、猫が摂取すると耳に強い炎症（光線過敏）を引き起こします。炎症が起きた耳を掻きむしることで、耳が落ちたように見えたのではないかと思います」
岡本先生：
「アワビ類の中腸腺に含まれる“ピロフェオホルバイドa”という物質は、猫が摂取すると耳に強い炎症（光線過敏）を引き起こします。炎症が起きた耳を掻きむしることで、耳が落ちたように見えたのではないかと思います」
今回は、猫の食事に関する疑問や誤解しがちなお世話について獣医師の解説をご紹介しました。みなさんも愛猫の食事でわからないことがある場合は、かかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。
（監修：ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文／寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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