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してはいけない場所で爪とぎをしてしまう… 成猫によくある6つの困りごとの対策を聞きました!

手のかかる子猫から成猫へと成長しても、困りごとが次々に出てきてしまう……。そんなふうに頭を抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、成猫によくある困りごとの対策について、獣医師の村田香織先生にお話を聞きました。

困りごと1:してはいけない場所での爪とぎ

アメリカンショートヘアの龍太くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ソファなど、愛猫が「してはいけない場所」で爪とぎをしてしまう場合は、爪とぎをしがちな場所やその近くに、猫の気に入る爪とぎ器を置きましょう。ダンボール製や麻縄製が好まれるようです。

なお、爪とぎはストレッチやマーキング行動でもあるので、十分な大きさと安定性のあるものを複数、猫がよく寝る場所やドア付近などに置くと効果的です。

困りごと2:ものを落とす・壊すなど

サイベリアンのテンくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ものを落としたり壊したりするのは、刺激が足りずに自分で楽しみを見つけているのでしょう。また、ものを落とすことで人の注目を集められると、経験から学習している可能性も。

適切な遊びの時間をしっかり与えたうえで、落とされて困るものなどは、猫の届かない場所に置いて環境を整備しましょう。

困りごと3:遊びやフードのおねだり

ミヌエットのうにくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
室内飼育の猫の場合、刺激が足りずに執拗なおねだりをすることがあります。こうした執着を解消するには、日常生活に刺激を取り入れることが大切です。

たとえば、食事のときは食器で与えるのではなく、フードを投げて追いかけさせたり、隠して探させたりして狩猟本能を刺激し、エネルギーを発散させてあげましょう。

困りごと4:脱走しようとする

アメリカンショートヘアのりんくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
屋外での刺激や楽しみを知った猫の場合、隙を見ては外へ出ようとするので徹底的な管理が必要です。

屋外へ通じる窓やドアには柵を設けて、ドアを開けるときはおやつなどで猫の気を引いてから開けるなど、細心の注意を払いましょう。

困りごと5:ひとりになると鳴く

ブリティッシュ&ペルシャの大福くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんがいないときに強い不安を感じることを「分離不安」といい、留守番中に大きな声で鳴き続けるなどの異常行動をとるようになります。

このような不安を和らげるには、外出前におもちゃなどで遊び疲れさせ、そのうえで、フードを入れた知育玩具を与えるなどして出かけるとよいでしょう。

困りごと6:性格の変化

ペルシャのにゃん太くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は1才までに性成熟を、2才から4才で社会的成熟を迎えます。このような節目やある出来事をきっかけに、気質が大きく変わる場合も。

性格を変えようとする必要はありませんが、人を怖がるようになった場合は、お世話をする可能性がある人におやつを与えてもらうなどをして、猫が慣れる工夫をしましょう。
成猫の困りごとは、子猫からの困りごとが解消されていないケースも多いようです。原因を理解して、早めの対処を心がけましょう。
お話を伺った先生/村田香織先生(もみの木動物病院副院長 獣医師 イン・クローバー代表取締役)
参考/「ねこのきもち」2024年10月号『各年代で多いのは?子猫 成猫 シニア猫 猫の困りごと相談室』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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