猫と暮らす
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スキンシップや健康チェックに! 猫のツボ押しフェイスマッサージ方法
日によって温度の変化が大きい昨今。体に大きな負担がかかって、体調を崩してしまう猫も少なくありません。そこで今回は、猫の顔まわりのツボを紹介するとともに、猫の不調の解消を促してくれる、ツボ押しフェイスマッサージのやり方を解説します。
自律神経を整え、ストレス解消を促す「額のマッサージ」
■「印堂(いんどう)」
眉間の中心にあるツボ。リラックスを促し、不眠やストレスの解消にも。
■「百絵(ひゃくえ)」
自立神経を整える効果のある頭頂部にあるツボ。体内リズムが整い、リフレッシュ。
眉間の中心にあるツボ。リラックスを促し、不眠やストレスの解消にも。
■「百絵(ひゃくえ)」
自立神経を整える効果のある頭頂部にあるツボ。体内リズムが整い、リフレッシュ。
額のマッサージのやり方
印堂から百絵に向けてやさしくなでましょう。眉間のしわを伸ばすような感覚で、それぞれのツボをやさしく刺激してあげて。回数は5~10回を目安に行ってください。
脳を活性化させる「頭のマッサージ」
■「四神総(ししんそう)」
頭部にある4つのツボ。このツボを刺激することで、脳の活性化がを促し、疲労や不眠を解消する一助に。
頭部にある4つのツボ。このツボを刺激することで、脳の活性化がを促し、疲労や不眠を解消する一助に。
頭のマッサージのやり方
四神総の4つのツボを結ぶように、反時計回りに円を描きながらツボを押さないようになでましょう。起点・終点のツボはどこでもOK。回数は5~10回を目安に行ってください。
腎臓の健康維持をサポートする「耳のマッサージ」
■「耳門(じもん)」「聴宮(ちょうきゅう)」「聴会(ちょうえ)」
耳元にあるこの3つのツボはいずれも、耳の聞こえや腎臓の健康維持もサポートしてくれます。
耳元にあるこの3つのツボはいずれも、耳の聞こえや腎臓の健康維持もサポートしてくれます。
耳のマッサージのやり方
耳全体を手でやさしく包みながら、親指の腹で耳門、聴宮、聴会の3つのツボを同時にやさしくもみましょう。猫が嫌がらないように、ゆっくり、ゆっくりやるのがコツです。回数は10回くらいを目安に行ってください。
ストレス解消に役立つ「後頭部のマッサージ」
■「風府(ふうふ)」
後頭部の中央にあるツボ。ストレスの緩和をサポート。
■「風池(ふうち)」
耳の後ろのつけ根にあるツボ。自律神経の調整やストレスの解消が期待できます。
後頭部の中央にあるツボ。ストレスの緩和をサポート。
■「風池(ふうち)」
耳の後ろのつけ根にあるツボ。自律神経の調整やストレスの解消が期待できます。
後頭部のマッサージのやり方
風府と風池をそれぞれ3秒ほど押したあと、なでながら首元まで流しましょう。回数は5~10回を目安に行ってください。
シニア猫におすすめ「目のマッサージ」
■「晴明(せいめい)」
目頭にあるツボ。リラックスを促します。
■「承泣(しょうきゅう)」
下まぶたの真ん中、骨のくぼみにあるツボ。目のかゆみの緩和などをサポート。
目頭にあるツボ。リラックスを促します。
■「承泣(しょうきゅう)」
下まぶたの真ん中、骨のくぼみにあるツボ。目のかゆみの緩和などをサポート。
目のマッサージのやり方
晴明から承泣を通り、目の骨のくぼみに沿って、目の縁までやさしくなぞるようになでましょう。回数は10回くらいを目安に行ってください。
鼻づまりやいびきを改善する「頬のマッサージ」
■「迎香(げいこう)」
下鼻の両脇にあるツボ。血行をよくする効果が期待できます。
■「下関(げかん)」
あごのつけ根にあるツボ。体の熱をとるほか、リラックス効果も期待できます。
下鼻の両脇にあるツボ。血行をよくする効果が期待できます。
■「下関(げかん)」
あごのつけ根にあるツボ。体の熱をとるほか、リラックス効果も期待できます。
頬のマッサージのやり方
迎香を3秒ほど軽く押さえてから、頬の皮膚を伸ばすような感覚で、ゆっくりと下関へとなぞるようになでましょう。回数は5~10回を目安に行ってください。
猫のマッサージは、好きな場所でくつろいでいるときなど、猫がリラックスした状態で行うのがベスト。猫が嫌がる部位は無理に行わず、気持ちよさそうにしているところから、やさしくマッサージするようにしてくださいね。
参考・写真/「ねこのきもち」2024年9月号『“ながらチェック”も! 残暑に負けない ツボ押し 猫のフェイスマッサージ』(監修:東小金井ペット・クリニック院長 獣医中医師 青沼陽子先生、東小金井ペット・クリニック勤務 獣医師 獣医中医師 ペット栄養管理士 ペット食育士1級 一般診療、軟部外科、鍼灸担当医 田原綾香先生)
文/宮下早希
文/宮下早希
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