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猫を飼いたいと思ったら 保護団体や自治体からの迎え入れる選択肢

猫を新しい家族として迎え入れる場合、ペットショップやブリーダーから購入するだけでなく、保護猫を譲り受けるという方法も広く知られるようになりました。

そこで今回は、猫を保護している「保護団体」と「自治体」について、これらはどのような団体なのか、ここからはどういった方法で猫を譲り受ければいいのかなどを、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生にお聞きしました。

保護団体や自治体から迎え入れるという選択肢を知ろう

Mix(キジトラ)のるあちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

保護団体とは?

自治体で収容されている猫を引き出したり、地域の猫を保護したりして、新しい飼い主を探す活動をしているのが保護団体です。保護した猫に去勢・避妊手術を受けさせたり、ワクチンを打ったりなど、健康管理も行います。収容施設のシェルターをもつ団体もありますが、自宅で猫たちのお世話をしている団体も。

猫の譲渡は、シェルターや会場などで譲渡会を開催するのが一般的ですが、ウェブサイトで猫の情報を掲載したり、保護猫カフェと提携したりしているケースもあります。

自治体とは?

自治体については、この場合は動物愛護センターや保健所のことを指します。(自治体によって名称は変わります)
飼い主不明で保護されたり、飼い主がこれ以上飼育できないと判断して持ち込まれたりしたペットたちが収容されている場所です。施設内では、定期的に譲渡会を開いたり見学を受け入れたりして、新しい飼い主を探します。
なお、原則として猫の譲渡は、その自治体に住んでいる方が対象です。

保護団体からの迎え入れ方

Mix(キジトラ)の十(てん)くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
保護団体から猫を迎え入れる場合は、保護団体が主催している譲渡会に参加しましょう。団体によっては、事前に予約をしないと譲渡会に参加できない場合があるので、参加の前に確認を。
譲渡会では、譲渡対象の猫たちを見て回ります。気になる猫がいたら、スタッフに相談しましょう。

スタッフとの面談やアンケートなどの審査に通ったら、1週間ほどの猫とのお試し生活(トライアル)を開始します。実際に生活をしてみて問題がないようなら、双方の合意のもと譲渡が決定。譲渡費用(2~4万円程度。ワクチン代や検査代など)が必要になりますので、金額などを事前に確認しておくと安心です。

※ご紹介したのは、譲渡までの一般的な流れです。保護団体によって異なるので、事前によく確認しましょう。

自治体からの迎え入れ方(東京都のケース)

Mix(白)のシロくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まず自治体が開設しているウェブサイトなどで、譲渡に関する条件を確認します。
主な条件は、飼い主さんの年齢、飼育環境、経済状況などです。その後、自治体主催の譲渡事前講習会で、猫を飼う前の準備や心構えなどについて説明を受けます。集合住宅や賃貸住宅に住んでいる方は、猫の飼育が許可されていることを証明する管理規約などが必要です。

譲渡事前講習会とは別の日に、譲渡講習会を受けます。ここでは、適切な飼い方の説明などがあり、講習会後に譲渡対象の猫と対面。職員と相談しながら、家族に迎え入れたい猫を選びます。
迎え入れたい猫が決まったら、書類にサインするなどの手続きを経て、正式に譲渡が決定。自治体によっては、譲渡手数料などが必要な場合もあるので、覚えておきましょう。

※譲渡の流れは自治体によって異なるので、事前によく確認しましょう。
猫を飼いたいと思ったらさまざまな選択肢がありますが、保護猫を家族にするという方法をぜひ一度検討してみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
参考/「ねこのきもち」2019年11月号『きっと幸せ。どこから迎えたの? 保護猫ストーリー』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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