かわいい愛猫を抱っこできるのは、飼い主さんの特権ですよね。しかし、愛猫が抱っこをあまり好きではなかったり、うまく抱っこができなかったりなどの悩みをもっている方も、少なくないのだとか。
愛猫をうまく抱っこするには、飼い主さんと愛猫の間に強い信頼関係があることが欠かせません。
そこで今回は、ふだんから心がけたい愛猫と信頼関係を築くための5つのポイントを、アニマル・ケアサロンFLORA院長の中桐由貴先生に伺いました。
たくさん話しかけよう
愛猫に声をかけながら行うコミュニケーションは、猫との信頼関係を築くうえでとても大切なポイントです。猫は、飼い主さんが発する言葉の意味こそわかりませんが、やさしい雰囲気や口調などから「この人といると安心だ」と感じます。
そばに来たら、スキンシップを
愛猫が近くに寄ってきたら、やさしくなでながら「大好きだよ」という気持ちを伝えてあげましょう。猫が自分自身で毛づくろいができない顔周りなど、愛猫が喜ぶ部位をなでてあげるのもおすすめですよ。
ゆったりした動き&口調で
猫は、狩りをするとき以外の行動は基本的にのんびりしています。そのため、慌ただしく動き回ったり早口で話したりするタイプの人を、あまり好みません。できる限り、猫のペースに合わせた行動や口調を心がけてくださいね。
早く抱っこしたいと焦らない
抱っこが苦手な猫を抱っこできるようになるには、長い時間がかかることもあります。早く抱っこしたいからと焦ったり力んだりすると、愛猫に警戒されてしまい、幸せな抱っこが遠のいてしまうかも。急がず、気長に考えるといいでしょう。
愛猫の「大好き」や「苦手」を熟知しよう
毎日愛猫とコミュニケーションをとる中で、愛猫が何を好んで何を苦手とするかを、追究してみましょう。愛猫が大好きなことをたくさんしてあげて、そして苦手なことをできるだけ避けてあげれば、愛猫は飼い主さんのことが大好きになるはずですよ。
愛猫を抱っこするためには、愛猫に信頼してもらうことが必要不可欠です。今抱っこができなくても、焦ってはだめ。毎日ゆっくりとコミュニケーションをとりながら、愛猫の信頼と愛情を得られるようがんばりましょう。
お話を伺った先生/中桐由貴先生(アニマル・ケアサロンFLORA院長 日本ペットマッサージ協会理事)
参考/「ねこのきもち」2019年10月号『“できない”も“できてるつもり”も もう、大丈夫。 パーフェクト抱っこ できるようになりたい!』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。