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病気にさせない予防が大切 猫の飼い主が普段からできるおうちケア4つ

猫が患う病気の中には、体を清潔に保つことで防げるものがたくさんあります。愛猫の体に付いた汚れは、こまめに除去してあげることが大切です。
そこで今回は、おうちでできる目、口、耳、あごのケア方法について、獣医師の野矢雅彦先生に伺いました。

目のケア

ミヌエットのむぎちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
目ヤニを放っておくと、目が開きにくくなってしまうことがあります。目の周りを清潔に保つと、細菌が原因で起きる結膜炎などの予防につながるので、目の周りはこまめにチェックしてあげましょう。

目のケアで用意するものは、コットンとぬるま湯です。まずは人肌くらいに温めたお湯を用意してコットンを浸し、お湯がしたたり落ちない程度にコットンを絞ります。次に、乾燥した目ヤニにコットンを数秒当てて目ヤニをふやかし、ゆっくりと下に向かって拭き取るといいでしょう。

口のケア

マンチカンの杜阿(とあ)くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
口内に歯垢が蓄積すると、歯石や炎症の原因になります。歯周病を予防するためにも、口内のケアはしっかりと行い、歯垢を落としましょう。

口のケアで用意するものは、綿棒とぬるま湯です。まずは、綿棒をぬるま湯で濡らしましょう。乾いた綿棒だと猫が嫌がることがあるため、濡らすのがおすすめ。初めて行うときは、味付きの歯磨き剤やウエットフードを使ってもかまいません。
そして、上の臼歯(奥歯)の、歯と歯茎の間に綿棒を当て、縦に動かしながら軽くこすってください。慣れてきたら、切歯や犬歯も同じように磨くといいでしょう。

耳のケア

ブリティッシュショートヘアのうに。くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
耳はホコリなどが入りやすく、汚れがち。特に、耳が折れている猫種は、体質的に細菌が繁殖しやすい傾向にあります。こまめに耳そうじをして、汚れを取ってあげてください。

耳のケアで用意するものは、ガーゼとぬるま湯です。ぬるま湯に浸したガーゼを硬く絞って指に巻き、耳の汚れをやさしく拭き取ります。耳の中はでこぼこしているので、ガーゼを指に巻くことで掃除しやすくなりますよ。

あごのケア

Mix(黒×白)のトトくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
あごに付いた食べかすを放置すると、その汚れが炎症の原因になることがあります。猫は自分で自分のあごを毛づくろいすることができないので、あごにニキビができがちです。飼い主さんがしっかりとケアをしてあげましょう。

あごのケアで用意するものは、目のケアと同じくコットンとぬるま湯です。まず、コットンをぬるま湯に浸して濡らします。拭いたあとのあごに水分が残ると細菌が繁殖してしまうことがあるため、コットンはしっかりと絞ってください。
次に、口元にコットンを当てて、上から下に拭くのを繰り返します。頑固な汚れが付いている場合は、数秒コットンを当てて汚れをふやかしてから拭き取るといいでしょう。
愛猫の体を清潔に保つのは、飼い主さんの務めです。ただ、無理にお手入れをしようとして体を傷つけてしまうとよくないので、愛猫のケアで悩んだときはかかりつけの獣医師に相談してみましょう。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長)
参考/「ねこのきもち」2019年11月号『猫に多い症状からわかる ねこの病気逆引き辞典』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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