猫と暮らす
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なかなか距離が縮まらない 神経質で怖がりな猫との接し方を専門家に聞いた
警戒心が強い猫との付き合い方
警戒心の強い愛猫は、なかなか心を開いてくれません……。いつかは懐いてくれるようになりますか?
A.
猫はもともと警戒心が強い動物。とくに、生まれ育った環境で人との接触が少なかったり、嫌なことが多かったりした猫は、懐くのにとても時間がかかります。愛猫が嫌がることはできるだけ避ける、喜ぶことをたくさんするなどを心がけていれば、少しずつ懐くようになる可能性はありますよ。
怖がりな猫との付き合い方
とても怖がりな愛猫。目新しいものには興味を示さないし、遊びもしません。ふだん熟睡している様子もなく心配しているのですが、このままでよいのでしょうか?
A.
飼い猫の中には野性味がなく、怖がりというよりおっとりしている猫もいます。怖がりなら無理をさせず、徐々に慣らすことが大切です。猫ベッドを誰も来ない高いところに置いて安心できるようにするなど、より快適な環境づくりを目指しましょう。
神経質な猫との付き合い方
愛猫は、慣れないことを嫌がる神経質な性格です。抱っこも苦手なのですが、もう諦めるべきでしょうか?
A.
猫は拘束を嫌うので、とくに神経質なタイプは抱っこが苦手なままかもしれません。無理に抱っこをしようとするとストレスになり、飼い主さんとの関係も壊れてしまうおそれがあります。まずはちょっとだけ背中に触るといったことから時間をかけて練習しましょう。
繊細な猫との付き合い方
愛猫は繊細で、イタズラを注意しただけで落ち込みます。どう接するのがベストでしょうか?
A.
飼い主さんに怒られたとき、猫は落ち込むというより、飼い主さんを怖がります。愛猫が繊細なタイプなら、イタズラをしてから怒るのではなく、する前に大きな音で気をそらしたり、はなからイタズラができないような環境をつくったりしましょう。
臆病な猫との付き合い方
家のそばを車が通るだけで唸るほど臆病な愛猫。来客にももちろん近づきません。ずっとこのままでしょうか……?
A.
臆病な性格をすぐに直すのは難しいもの。苦手なものを極力遠ざけるほか、少しずつ時間をかけて慣れてもらうしかないでしょう。車の音を聞かせないようにするのは難しいかと思うので、まずは家の中の道路から一番遠いところに、隠れられる場所をつくってみてください。
参考/「ねこのきもち」2019年12月号『「どうやって決まるの?」からタイプ別のお悩みまで 猫の性格を解き明かす25のQ&A』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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