猫と暮らす
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猫の毛のなかにある「触毛」とは 猫の「感覚」のナゾを専門家が解説
そこで今回は、猫の触覚の特徴などについては哺乳動物学者の今泉忠明先生に、猫の触覚へのアプローチ方法については愛玩動物看護師の小野寺温先生にお話を伺いました。
猫の触覚にはどんな特徴があるの?
また、ヒゲはすべてが敏感な触毛で、風向きまでわかります。野生時代、猫はその感覚を頼りに風下にまわり、獲物や敵の存在や位置を、風に乗ってくるニオイで感知していました。
ほかにも、ヒゲにはモノの動きを捉えたり、触れたものまでの距離を測ったりする機能もあります。猫が狭い場所でもすいすいと通り抜けられるのはこのためです。
猫の触覚の特徴にあったアプローチ法とは?
部屋の中に細い道や狭い場所をつくる
そこで、部屋の中に細い道や狭い場所をつくってあげましょう。猫だけが通れる小さな扉や通路、猫一匹が隠れられる穴蔵のような場所をつくれば、狭いところが好きな猫にとっては快適になるはずです。
スキンシップやお手入れのときはやさしく
なお、猫は背中や顔まわりを触れられるのは好みますが、おなかやしっぽの付け根などは嫌がる傾向があります。愛猫がどこを触られるのが好きなのか、少しずつ試しながら把握してあげられるとよいですね。
猫の触覚にあったお世話をすることが大切!
とくに、外で暮らした経験をもつ保護猫などの場合は、室内でただのんびりと過ごしているだけだと、物足りなく感じているかもしれません。猫にとってはふだんと変わらない生活が落ち着き、安心できるものですが、そうしたなかでも小さな変化を加えていくことは必要でしょう。
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『猫ならではの「五感」にアプローチ キャットセンスを磨こう!』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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