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猫飼いさんはみんなどこまでやっている?正しいお世話 理想と現実を大調査

猫を飼育してしばらく経つと、フードを目分量で与えたり、ブラッシングをしない日があったりなど、少しお世話がおざなりになってしまいませんか?「さぼっているのは私だけ?」「ほかの飼い主さんはもっとちゃんとやっているのかな?」と思う方もいるかもしれませんね。

そこで今回は『ねこのきもち』で実施されたアンケート(※)をもとに、ほかの飼い主さんがどれくらいきっちりと愛猫のお世話をしているかの回答をご紹介。それについての解説を、獣医師の小林清佳先生にお願いしました。

※2019年ねこのきもちアプリにて2088人と、ねこのきもちモニター187人にアンケート調査。自身や愛猫について(複数飼いの場合はいちばん若い猫について)近いものを選択して回答してもらいました。

愛猫のフード、はかって与えていますか?

Mix(茶トラ)のちゃあくんたち♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫のフードをはかって与えているかどうかのアンケートでは、はかって与えている方が51%、目分量で与えている方が49%、回答がほぼ半数に割れる結果となりました。獣医師の小林先生曰く、以前よりフードの量をはかって与えている飼い主さんが増えているなと思ったそうです。

フードは、目分量で与えるとつい多めになりがち。規定量よりも多いフードを与えると肥満の原因になるため、毎日1回、1日分のフードをスケールできちんとはかり、3~4回に分けて与えましょう。

愛猫と遊ぶ時間は、1日平均どれくらいですか?

Mix(茶トラ)のもなかちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫との遊ぶ時間(1日の平均時間)をアンケートでお聞きしたところ、10~30分が38%、5~10分が27%、30分が25%、5分以内が10%という結果に。毎日たっぷり遊んであげている飼い主さんが多いようですね。愛猫の誘いに応じて遊び始めると、猫のテンションも上がるのでおすすめです。

猫が年齢を重ねると、遊びの時間が減りがちになります。できるだけ遊ぶ時間はキープしたいものの、走り回ったりジャンプしたりするような激しい動きは足腰に負担がかかりやすくなるため、シニア猫や関節に問題がある猫は、遊び方を工夫してみてくださいね。

どれくらいの頻度で愛猫のブラッシングをしていますか?

Mix(キジトラ)のまろくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ブラッシングの頻度をお聞きしたアンケートでは、2日~1週間に1回が40%、1日に1回以上が26%、換毛期に~1週間に1回が21%、ブラッシングはほとんどしないが13%という結果になりました。

ブラッシングをこまめに行わないと、猫自身が毛づくろいをしたときに抜け毛を飲み込み、おう吐や下痢・便秘などのリスクが高まり、ときには毛球症を引き起こします。頻繁におう吐すること自体、猫の体には大きな負担です。
短毛の猫なら1日1回、長毛の猫なら1日に2回はブラッシングをしてあげましょう。

どれくらいの頻度で愛猫の歯みがきをしていますか?

セルカークレックスの晴(ひより)ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
歯みがきの頻度をお聞きしたアンケートでは、ほとんどしていないが82%、2日~1週間に1回が8%、1週間~1カ月に1回が6%、1日に1回以上が4%と、ほとんど歯みがきを行っていないという回答が大多数を占める結果になりました。

本来、猫の歯みがきは毎日行うのがベストですが、猫は歯が小さく、じっとしてくれないことが多いため、歯みがき自体のハードルが高いのは事実です。毎日の歯みがきが難しい場合、ペットのオーラルケア用スプレーやペーストでお手入れするだけでも歯石予防には効果的なので、ぜひチャレンジしてみてください。
フードの量をはかったり、毎日ブラッシングや歯みがきをしたりするのは、猫の健康維持には欠かせません。普段のお世話を今一度見直して、足りない部分があったら改善できるよう努めましょう。
お話を伺った先生/小林清佳先生(獣医師 モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2020年1月号『2275人の飼い主さんにアンケート調査を実施! 猫と飼い主さんの実態が明らかに ニャオニャオ 2020ニャ論調査』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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