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飼い主と離れられない「分離不安」は犬だけでなく猫にも。対策は猫との適度な距離感

過剰なグルーミング、破壊行動など、愛猫に気になる行動はありませんか? 愛猫と一緒にいるときに構いすぎてしまったり、何かと心配し過ぎたりすると、分離不安を起こさせてしまうことがあるかもしれません。
今回は、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が、猫の分離不安について解説します。

猫の分離不安による症状

リビングルームで床に座る猫
Maryviolet/gettyimages
犬だけでなく猫にも、分離不安が見られることがあります。猫の分離不安による症状は、ずっと鳴き続ける、過剰なグルーミング、破壊行動、不適切な排泄などです。ふだんと違う行動を見せていないか、愛猫の様子をよくチェックしておきましょう。

猫と適度な距離感を保つことが大切

カバンの上に座る猫
Kryssia Campos/gettyimages
まずは在宅時に飼い主さんが過剰に構いすぎたり、心配しすぎたりしないことが大事です。在宅時も別室(もしくはケージ)で過ごす時間を作り、ひとりの時間に慣れてもらいましょう。隠れられる場所や登れる場所を増やすなど、安心できる環境を増やしてあげるのもよいです。

またお留守番を申し訳なく思い、留守番の前後で構いすぎるなどの行動が不安感を助長させている可能性もあるそう。留守番前にルーティンを作ってしまうとその行動に不安を感じる場合もあるので、支度の順番などをバラバラにする工夫をしてみましょう。また家を出る際は、なるべくさり気なくそっと出かけてください。

病院を受診すべき目安は 

ソファで寝転ぶ猫
kaorinne/gettyimages
猫や飼い主さんの生活への影響、また体調不良などがあった場合は、きちんと治療する必要があります。分離不安の治療では、不安感を抑えられる可能性のあるサプリメントや投薬が行われます。生活に支障をきたしてしまうほどの症状であれば、迷わず動物病院を受診してください。

留守番前後に飼い主が過剰に対応しないこと

覗いている猫
PhenomArtlover/gettyimages
まずは分離不安を起こさないよう、ふだんから予防・改善策を心がけることが大事です。なるべく環境を大きく変えないよう気をつけ、また在宅時や帰宅時に過剰に構いすぎないように行動してみてください。
「少しでも愛猫と触れ合っていたい。お留守番前に遊んであげよう」その気持ちが、留守番時の愛猫の不安を助長してしまうかもしれません。日常生活にも影響が出てしまうようでしたら、動物病院を受診してくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/宮田あゆみ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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