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猫をキャリーケースで動物病院に連れて行くときの飼い主の工夫、合ってる? 獣医師がジャッジ

愛猫をキャリーケースに入れて動物病院に連れて行く際、愛猫が嫌がって大変というかたも多いでしょう。
そこで今回は、飼い主さんがキャリーケースで動物病院へ連れて行く際に、実際に取り入れている工夫をご紹介します。獣医師の小林清佳先生にもお話を伺ったので、あわせて参考にしてみてください。

飼い主さんの工夫(1)キャリーケースを縦向きにして入れる

スコティッシュフォールドのタルくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
狭い部屋に閉じ込めて、逃げ場をなくしてから捕まえています。横が開くキャリーケースを縦向きにして置いておくことで、上からスムーズにいれることができます。

先生からのコメント

キャリーケースは、飼い主さんが入れやすいものでOKです。しかし、動物病院で開けることを考えると、上部にふたがある物のほうが外に出しやすいので、診察しやすくなるかもしれません。

飼い主さんの工夫(2)キャリーケースに入れるのは勘のいい猫から

ベンガルのモカちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が3匹いるため、察知力が一番高いコからキャリーケースに入れ、逃げる隙を与えないようにしています。

先生からのコメント

愛猫の行動パターンを把握しておくことはとても大切です。勘のするどい猫を先に入れてしまうという方法は、飼い主さんならではのアイデアといえるでしょう。

飼い主さんの工夫(3)移動中はおやつを与える

マンチカンのテトちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
車での移動が苦手で、動物病院への移動中に鳴くため、お気に入りのおやつを持参して与えるようにしています。

先生からのコメント

車での移動が苦手だという猫は意外と多いです。移動中に安心できるのはいいことですが、フードは酔って吐いてしまうコもいるため、やさしく声をかけるなどの方法がいいかもしれません。

どうしても難しいときは「往診」も視野に入れて

ミヌエットのあんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
一筋縄ではいかない猫の通院。スムーズに連れて行っている飼い主さん見ると、うらやましくなってしまいますが、実はさまざまな工夫をしているようですね。

なお、見慣れない外の風景や、ほかの猫や犬との接近、診察での拘束など、さまざまな理由から動物病院を嫌がる猫は少なくありません。飼い主さんも連れて行くのが億劫になりがちですが、病気を早期発見するためには定期的な受診が必須ですので、獣医師が自宅で診てくれる「往診」なども視野に入れて、愛猫にとって一番ストレスなく診てもらえる方法を考えましょう。
愛猫の健康のためにも、ストレスがかからない通院・受診方法を見つけてあげられるとよいですね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(獣医師 モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2019年11月号『通院、スムーズに連れて行けてる?愛猫をノーストレスで診てもらう方法 気になる往診についても』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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