猫と暮らす
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猫の健康維持に「遊び」がとても大切な理由 猫が満足する遊び方のコツは
獣医療の進歩により、猫も長寿化が進んできています。しかし、健康に長生きするためには、日頃のお世話や遊びも大切になります。今回は、健康維持につながる遊び方の工夫を4つ、獣医師の藤井仁美先生に教えていただきました。
猫が満足する遊び方を提案しよう!
猫はもともと狩りをして食事をし、生き延びていました。その本能的な行動は、エネルギー源としてだけでなく、心や体を刺激して健康を維持するカギに。狩りをする必要がなくなった現代の猫でも、遊びは最も猫らしい行動のひとつであり、生きがいともいえます。
さまざまなおもちゃや遊び方で猫に全身を動かしてもらい、心身ともに健康に長生きすることを目指しましょう。
さまざまなおもちゃや遊び方で猫に全身を動かしてもらい、心身ともに健康に長生きすることを目指しましょう。
工夫1:遊び方の異なるおもちゃで遊ぶ
猫のおもちゃは、追いかけて捕まえるボールタイプや、捕まえて噛みつくけりけりおもちゃなど、さまざまなタイプがあります。それらのおもちゃを使い分けて遊ぶことで、獲物を追いかける行動や、捕獲して攻撃する行動などさまざまな狩りのパターンを実行することができるので、猫の満足感も得られるように。
最後はおもちゃを捕まえさせて遊びを終わらせると、獲物をしとめた気分になれるのでおすすめです。
最後はおもちゃを捕まえさせて遊びを終わらせると、獲物をしとめた気分になれるのでおすすめです。
工夫2:おもちゃを使って猫タワーに上らせる
猫は木に上って外敵から身を守ったり、獲物を狙って木から駆け下りて捕まえたりという習性があり、上下運動を好むため、遊びの中に取り入れてみましょう。
たとえば、猫タワーの上段でじゃらしおもちゃを揺らして猫の興味を引いて上らせるのもおすすめです。自然と足腰に力が入るため、筋力維持や肥満予防につながるでしょう。
たとえば、猫タワーの上段でじゃらしおもちゃを揺らして猫の興味を引いて上らせるのもおすすめです。自然と足腰に力が入るため、筋力維持や肥満予防につながるでしょう。
工夫3:おもちゃで誘導してジャンプさせる
猫だけで遊ぶ場合は、ジャンプ運動が少ない傾向にあるため、飼い主さんと遊ぶときにはジャンプ運動を促してあげましょう。
じゃらしおもちゃをすばやく引き上げ、ジャンプをさせることで、後ろ足の筋肉が鍛えられます。また、コミュニケーションをとることにより、脳も刺激されるため、猫の元気にもつながるでしょう。
じゃらしおもちゃをすばやく引き上げ、ジャンプをさせることで、後ろ足の筋肉が鍛えられます。また、コミュニケーションをとることにより、脳も刺激されるため、猫の元気にもつながるでしょう。
工夫4:おやつを使って歩かせる
シニア期になると、足腰が弱くなる猫も多いですが、ただ歩くだけでも健康維持の一助に。
たとえば、猫の前にフードやおやつを数粒置き、歩くように促してみましょう。行く先に飼い主さんの姿が見えたり、名前を呼ばれたりすることで、猫の五感も刺激することができますよ。
たとえば、猫の前にフードやおやつを数粒置き、歩くように促してみましょう。行く先に飼い主さんの姿が見えたり、名前を呼ばれたりすることで、猫の五感も刺激することができますよ。
遊びを通じて愛猫とのコミュニケーションになったり、健康維持につながったりするのはうれしいですね!遊びの中に工夫を取り入れながら、愛猫の健康維持に努めましょう。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2023年10月号『今からできることばかり 猫の健康長寿 秘訣は「食う」「寝る」「遊ぶ」にあった!』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2023年10月号『今からできることばかり 猫の健康長寿 秘訣は「食う」「寝る」「遊ぶ」にあった!』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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