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猫にとっても健康のために重要な睡眠 猫が心と体を休められる環境づくり教えます

獣医療の進歩により、猫も長寿化が進んできています。しかし、健康に長生きするためには日頃のお世話が大切です。今回は、「睡眠」の大切さと、心と体を休めるための環境づくりの工夫について、獣医師の藤井仁美先生に解説していただきました。

心と体を休められる環境とは?

サバトラのラーくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
野生時代の猫は単独行動をしていたため、つねに神経を張りつめながら眠っていたのではないかと考えられています。
一方で、野生時代に比べると、現代の猫は室内で暮らし安眠できる環境にいますが、その繊細さは変わらないようです。
約16時間と、1日の大半を費やす猫にとって、睡眠の環境はとても大切になります。グッズや照明などを工夫し、心と体が休まる環境づくりを心がけましょう。

複数の場所にさまざまなタイプのベッドを置く

ラグドールの蓮ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
日に当たりながらくつろいだり誰にも邪魔されずに熟睡したりなど、猫それぞれに休み方に違いがあり、快適な環境は変わります。
形や素材が異なる猫ベッドを複数用意し、さまざまな場所に設置することで、猫がそのときの気分で居場所を選べるようになるため、ストレスなく過ごすことができるでしょう。

休むときはほどよく暗くする

キジトラのじろうくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人と暮らす猫は、人の活動時間に合わせて生活する傾向にあります。明るい部屋で人が動いていると、猫はつい活動してしまうことも。
野生猫が穴倉に身を潜めて体を休めていたように、部屋を少し暗くしてあげることで、体が自然と休む時間を認識し、深い眠りに繋がります。睡眠が浅くなりがちなシニア猫には効果的です。

室温調節を徹底する

ミケのルビイちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
季節の変わり目には、気温差で体調を崩す猫も多く、体の負担になります。その季節に合った室温調整をし、ゆっくり休める環境づくりをしましょう。室温は、27~28℃になるようにエアコンを調整し、急に冷え込むことが予想される場合はペットヒーターなどを使用して、ピンポイントで暖かい場所を作ってあげるのもおすすめです。
さまざまな工夫を取り入れて、愛猫が心も体も休める環境づくりをしてあげたいですね。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2023年10月号『今からできることばかり 猫の健康長寿 秘訣は「食う」「寝る」「遊ぶ」にあった!』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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