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【調査】外出前に飼い主が猫のために必ずするルーティンは 「留守番対策」には意識したいポイントも

愛猫を留守番させるとき、みなさんの家ではなにか決まりごとのようなものはありますか?

【調査】約4割の人が、愛猫を留守番させるときに絶対やる「わが家の儀式」があるらしい!

ねこのきもちWEB MAGAZINE 猫の留守番に関するアンケートvol.01
ねこのきもちWEB MAGAZINE 猫の留守番に関するアンケートvol.01 400件の回答
今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん400名に「愛猫にお留守番してもらうときに、絶対やっている『わが家の儀式』はあるかどうか」アンケート調査を実施しました。すると、飼い主さんの約4割が該当する結果に!

では実際に、どのような儀式を行っているのでしょうか? 飼い主さんたちにくわしくお話を聞きました。

声かけ・ナデナデをする

ナデナデされる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
  • 「出かけるときには必ず『行ってきます』と、遅くなるときには『遅くなるけどお利口さんにね』と声をかけています。声かけ後に人差し指を出し『ちゅっ』と言って、お鼻でちゅーしてもらってます」

  • 「『いいコにして待っててね♪』と頭を撫でながら言い諭すと、後追いをせずに見送ってくれます」

  • 「行ってきますの『ぎゅう』。抱きしめると、足に絡みつく行為が落ち着く。たまに逆効果になることもありますが…」

  • 「早く帰ること、遅くなること、『危ないことしないでね、いいコで待っててね〜』と話しかけますが、段々顔が寂しい顔になる(泣) 遅くなるときは、気分的に暗い部屋でお留守番は可哀想な気がして電気をつけて行ったりしますが、本人は何とも思ってないのかも(笑)」

  • 「必ず同じ言葉を話しかけて出かけます。『お出かけしてくるね、お留守番しててね、行ってきます』。これを猫を撫でながらゆっくり言います。飼い主が外出するときのルーティンとして、猫もわかっているような気がします」

  • 「6匹の猫達と暮らしているので、点呼の意味も含めて必ず1匹ずつの顔を見て『行ってきます!』と言っています」

出かける理由などを伝える

見つめる三毛猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
  • 「出かけるときに、行き先、要件、会う相手、帰宅予定時間を言って聞かせる」

  • 「『どこどこに行ってくるよ。お留守番よろしくね』と声をかけてから出かけます」

  • 「お買い物、人と会うなど、出かける理由を伝えてから、『お留守番のごほうびに美味しいおやつを食べようね。早く帰るようにするからお利口で待っててね』と、毎回声をかけて出かけています。理解してくれているのか、帰宅するとそれぞれお気に入りの場所で過ごしています。『ただいま。遅くなってごめんね。もうお出かけしないからね』と声をかけると、玄関先に出迎えに来てくれます」

出かける前に遊んであげる

遊ぶスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
  • 「5〜10分遊び、おやつをあげてる間に出かけます」

  • 「出かける前に思いっきり遊んであげたり、甘えさせたりすると、留守中ゆっくりしている」

ごはんやおやつをあげる

ちゅ〜るを食べるシャルトリュー
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
  • 「いつもよりちょっと美味しいごはんと共に、『お留守番ねー』と声をかける。猫のほうは、『あーはい』とばかりにごはんに夢中。留守番中はいいコで寝ているようです」

  • 「後追いがツライので、毎回家を出る直前に大好きなパウチのエサか、ちゅ〜るを小皿に入れて食いついてる間に家を出ます」

  • 「『お留守番だよ~お留守番だからね〜、お留守番できる?』と言うと、ニャニャっとお返事を必ずしてくれて、出かけるときに小袋のおやつをもらえるとわかっているので、おやつを置いてる所で待機してる。満足していいコでお昼寝していてくれます」

  • 「仕事に出るとき、私の部屋でお留守番してもらうのですが、ついてこようとするのでベッドの上にカリカリのおやつを5つヘンゼルとグレーテルみたいに並べて、1つずつ食べてるうちに『行ってきます』と言って、部屋を出て行きます」

留守番の際に工夫をしている人も

甘えるキジトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
  • 「短時間で帰ってくるときは寂しくないように、テレビを付けたまま出かけます。仕事に行くときは消します。ただの飼い主の自己満足ですが。それで、理解してくれてるかなって」

  • 「ラジオをつけている。風呂場のドア閉めておく。風通しをよくする」

  • 「ゴミ箱をあさらないように、全部蓋をして出かける。そうしないと、帰ったときに部屋中にゴミが散乱しているので」

  • 「夜間、照明が付くようにタイマーをかける」

  • 「普段は閉めている和室の障子を、外が見やすいように半開きにしておく」

  • 「お気に入りの場所にお気に入りのフミフミ用毛布を敷いていく」

【獣医師解説】愛猫を留守番させるときの対策とポイント

上目遣いをするサイベリアン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫を留守番させるときに、飼い主さんたちはさまざまなルーティンを決めているようです。

実際に、どのような対応をしてあげると、留守番する愛猫にとってよいのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
アンケートの回答を見ると、飼い主さんたちはいろいろな方法で留守番してくれる愛猫のためにスキンシップや対策をしているようですね。飼い主さんがよくする留守番前の対応について、それぞれポイントを見ていきましょう。

声かけ(出かける理由などを伝える)して、ナデナデする

留守番前の習慣(ルーティン)として、毎回声かけをしたりナデナデしたりするのは、よいことだと思います。猫にとっても切り替えの合図になりメリハリがつくので、留守番モードに移行しやすいと思います。

ただし、ふれあいが過剰になってしまうと逆に猫が不安に感じてしまったり、飼い主さんがスムーズに外出できなくなることもあるので、出かける前は軽めの声かけやスキンシップに留めましょう。

出かける前に遊んであげる

若い猫や長時間の留守番になりそうなときには、ぜひ一緒に遊んでから出かけるとよいでしょう。エネルギーの発散にもなり、留守番中のイタズラなどの予防にも繋がります。

また、留守番が長くなってしまう場合にも、飼い主さんとのコミュニケーションをとっておくことで猫の不安を和らげる効果も期待できるでしょう。

ごはんやおやつをあげる

出かける前にごはんやおやつを与える方法も、留守番前の習慣として行えば、猫にとって切り替えの合図になるでしょう。おやつやごはんのいいイメージと留守番が結びつくので、留守番に対するいいイメージがつきやすくなります。

しかし、このときに与えるおやつやフードの量が多くなりすぎないように注意が必要です。一日に必要な摂取カロリーの範囲内になるように調整して与えましょう。

ほかにもまだある! 飼い主さんが実践できる愛猫のための留守番対策

上記で紹介した対応以外にも、飼い主さんができる工夫があります。以下の点にも配慮してあげるとよいでしょう。
・普段通りの環境作りを心がける
・普段から、飼い主さんと離れて過ごす時間を取るようにしておく
・猫がくつろげる場所を多く作っておく
・窓やドアの戸締りなど、安全対策を万全にする
・エアコンなどを使って室温が一定に保たれるようにしておく
ぜひ意識してみてくださいね。
『ねこのきもちWEB MAGAZINE 猫の留守番に関するアンケートvol.01』
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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