猫と暮らす
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【調査】外出前に飼い主が猫のために必ずするルーティンは 「留守番対策」には意識したいポイントも
【調査】約4割の人が、愛猫を留守番させるときに絶対やる「わが家の儀式」があるらしい!
では実際に、どのような儀式を行っているのでしょうか? 飼い主さんたちにくわしくお話を聞きました。
声かけ・ナデナデをする
- 「出かけるときには必ず『行ってきます』と、遅くなるときには『遅くなるけどお利口さんにね』と声をかけています。声かけ後に人差し指を出し『ちゅっ』と言って、お鼻でちゅーしてもらってます」
- 「『いいコにして待っててね♪』と頭を撫でながら言い諭すと、後追いをせずに見送ってくれます」
- 「行ってきますの『ぎゅう』。抱きしめると、足に絡みつく行為が落ち着く。たまに逆効果になることもありますが…」
- 「早く帰ること、遅くなること、『危ないことしないでね、いいコで待っててね〜』と話しかけますが、段々顔が寂しい顔になる(泣) 遅くなるときは、気分的に暗い部屋でお留守番は可哀想な気がして電気をつけて行ったりしますが、本人は何とも思ってないのかも(笑)」
- 「必ず同じ言葉を話しかけて出かけます。『お出かけしてくるね、お留守番しててね、行ってきます』。これを猫を撫でながらゆっくり言います。飼い主が外出するときのルーティンとして、猫もわかっているような気がします」
- 「6匹の猫達と暮らしているので、点呼の意味も含めて必ず1匹ずつの顔を見て『行ってきます!』と言っています」
出かける理由などを伝える
- 「出かけるときに、行き先、要件、会う相手、帰宅予定時間を言って聞かせる」
- 「『どこどこに行ってくるよ。お留守番よろしくね』と声をかけてから出かけます」
- 「お買い物、人と会うなど、出かける理由を伝えてから、『お留守番のごほうびに美味しいおやつを食べようね。早く帰るようにするからお利口で待っててね』と、毎回声をかけて出かけています。理解してくれているのか、帰宅するとそれぞれお気に入りの場所で過ごしています。『ただいま。遅くなってごめんね。もうお出かけしないからね』と声をかけると、玄関先に出迎えに来てくれます」
出かける前に遊んであげる
- 「5〜10分遊び、おやつをあげてる間に出かけます」
- 「出かける前に思いっきり遊んであげたり、甘えさせたりすると、留守中ゆっくりしている」
ごはんやおやつをあげる
- 「いつもよりちょっと美味しいごはんと共に、『お留守番ねー』と声をかける。猫のほうは、『あーはい』とばかりにごはんに夢中。留守番中はいいコで寝ているようです」
- 「後追いがツライので、毎回家を出る直前に大好きなパウチのエサか、ちゅ〜るを小皿に入れて食いついてる間に家を出ます」
- 「『お留守番だよ~お留守番だからね〜、お留守番できる?』と言うと、ニャニャっとお返事を必ずしてくれて、出かけるときに小袋のおやつをもらえるとわかっているので、おやつを置いてる所で待機してる。満足していいコでお昼寝していてくれます」
- 「仕事に出るとき、私の部屋でお留守番してもらうのですが、ついてこようとするのでベッドの上にカリカリのおやつを5つヘンゼルとグレーテルみたいに並べて、1つずつ食べてるうちに『行ってきます』と言って、部屋を出て行きます」
留守番の際に工夫をしている人も
- 「短時間で帰ってくるときは寂しくないように、テレビを付けたまま出かけます。仕事に行くときは消します。ただの飼い主の自己満足ですが。それで、理解してくれてるかなって」
- 「ラジオをつけている。風呂場のドア閉めておく。風通しをよくする」
- 「ゴミ箱をあさらないように、全部蓋をして出かける。そうしないと、帰ったときに部屋中にゴミが散乱しているので」
- 「夜間、照明が付くようにタイマーをかける」
- 「普段は閉めている和室の障子を、外が見やすいように半開きにしておく」
- 「お気に入りの場所にお気に入りのフミフミ用毛布を敷いていく」
【獣医師解説】愛猫を留守番させるときの対策とポイント
実際に、どのような対応をしてあげると、留守番する愛猫にとってよいのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
声かけ(出かける理由などを伝える)して、ナデナデする
ただし、ふれあいが過剰になってしまうと逆に猫が不安に感じてしまったり、飼い主さんがスムーズに外出できなくなることもあるので、出かける前は軽めの声かけやスキンシップに留めましょう。
出かける前に遊んであげる
また、留守番が長くなってしまう場合にも、飼い主さんとのコミュニケーションをとっておくことで猫の不安を和らげる効果も期待できるでしょう。
ごはんやおやつをあげる
しかし、このときに与えるおやつやフードの量が多くなりすぎないように注意が必要です。一日に必要な摂取カロリーの範囲内になるように調整して与えましょう。
ほかにもまだある! 飼い主さんが実践できる愛猫のための留守番対策
・普段から、飼い主さんと離れて過ごす時間を取るようにしておく
・猫がくつろげる場所を多く作っておく
・窓やドアの戸締りなど、安全対策を万全にする
・エアコンなどを使って室温が一定に保たれるようにしておく
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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