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猫の紫外線対策に関する調査結果は? 紫外線対策の必要性も獣医師が解説

「ねこのきもちアプリ」では、2024年5月に愛猫の紫外線対策に関するアンケートを実施し、99名の飼い主さんに回答をいただきました。

今回は、その調査結果をご紹介するとともに、猫の紫外線対策の必要性などについて、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に教えていただきます。

愛猫の紫外線対策をしていますか?

愛猫の紫外線対策している?していない?
※2024年5月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 99人)
愛猫の紫外線対策に関するアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
アンケートの結果、愛猫の紫外線対策をしている飼い主さんは14%にとどまり、86%の飼い主さんが愛猫の紫外線対策をしていないことが明らかになりました。

飼い主さんが実際にしている紫外線対策

マンチカンのむぎちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
では、紫外線対策をしていると回答した飼い主さんは、具体的にどのような対策をしているのでしょうか。アンケートによせられたコメントを一部ご紹介します。

UVカット機能のついたカーテンや窓用フィルムを取り入れている

  • 「UVカットのカーテンを使っています」

  • 「カーテンを紫外線カットのものに替えました」

  • 「UV対策の窓フィルムを貼りました」

  • 「窓に紫外線カットのフィルムを貼っている」

窓自体をUVカットのものに替えた

  • 「窓ガラスはすべてUVカットのガラスにしています」

  • 「家のすべての窓を二重窓にしました」

  • 「窓ガラスを遮熱タイプのペアガラスにしています。紫外線もだいぶカットされるみたいです」

こんな紫外線対策をしている飼い主さんも!

ミヌエットのゆきちくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんのなかには、その日の天気や愛猫の様子を見ながら、紫外線対策をしているという方もいました。

日に当たりすぎないように注意している

  • 「対策とまでは言えないかもしれませんが、日当たりのよい場所に猫ベッドを置いてあげるときは、3分の1程度は日陰があるように置きます」

  • 「暑い日や日差しが強い日は、なるべくカーテンで遮るようにしています。外を見れるように、締め切ってはいません」

  • 「長時間日に当たりすぎないように、窓辺に長くいたらカーテンを引く程度です」

【獣医師解説】室内飼いの猫にも紫外線対策は必要?

ななふくちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
では実際のところ、猫に紫外線対策は必要なのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に、詳しくお話を伺います。

紫外線対策の必要性やおすすめの紫外線対策は

――室内飼いの猫に紫外線対策は必要でしょうか?

原先生:
「基本的に、室内飼育であれば直射日光を避けられる場所がたくさんありますから、積極的な紫外線対策はしなくてもよいかもしれません。ただし、日光浴が好きで頻繁にする猫や日光皮膚炎(※)と診断されている猫は、紫外線対策が必要でしょう」

――猫におすすめの紫外線対を教えてください。

原先生:
「紫外線の刺激を避けることが基本となりますので、猫の紫外線対策としては、紫外線の多い時間帯にはUVカットカーテンで日光を遮るなどの工夫を取り入れるとよいでしょう。また、外が見える環境をつくりたい場合は、窓にUVカット加工をするなどの対応もよい方法です」

【※日光皮膚炎とはどんな病気?】

日光皮膚炎は、日光過敏症ともいわれる病気です。強い紫外線の影響によって鼻先や口まわり、耳といった毛の薄い部分に炎症が起こり、なかには皮膚がんを発症することもあります。色素の薄い猫や白い猫などが発症しやすい傾向があるほか、外猫など、日光にさらされることの多い猫は特に注意が必要でしょう。(原先生)
室内で暮らす猫にとって、積極的な紫外線対策はあまり必要ないかもしれませんが、愛猫の生活スタイルや健康状態などによっては、できる範囲で紫外線対策をしてあげると安心でしょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年6月時点の情報です。
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