猫と暮らす
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毛布にもぐっている「つもり」で寝てしまう猫の心理は?|獣医師解説
毛布に入りにきたのに、入りきっていない
まず撮影時の状況についてお話をうかがいました。
飼い主さん:
「妻がゲームをしている横で毛布に頭だけつっこんで満足そうに寝ていました」
――この姿を目撃したとき、どのように感じましたか?この行動は普段もよくするのでしょうか?
飼い主さん:
「“本人としては入ってると思ってるんだろうけど、入ってないな”と思いました。妻がゲームに集中していたのでこの状況でしたが、普段は入りきっていなかったら人が毛布を被せるので、珍しいといえば珍しいです」
本人としては完全にもぐり込めていたつもり
飼い主さん:
「少し肌寒くなってきたところに暖かそうなものがあるし、人も近くにいるし、もぐり込もうと考えていたんだと思います。頭が入って目の前も真っ暗になって、ちゃんともぐり込めているイメージだったのではないでしょうか」
【獣医師解説】毛布にもぐっている「つもり」で寝てしまう猫の心理
――グリグリくんは毛布に頭だけ入れて、体が入りきっていないのに満足そうに寝ていたそうです。飼い主さんによると、「頭が入って目の前も真っ暗になって、ちゃんともぐり込めているイメージだったのではないか」とのことですが、グリグリくんはどのような気持ちから、このような行動を取ったと考えられますか。
山口先生:
「飼い主さんのお考えのとおりかと思います。頭を入れて満足したのでしょう。また、十分に飼い主さんのニオイに包まれたのかもしれません」
――人が使っている毛布に猫がもぐり込んだり、寝たりする場合、飼い主さんがすべき対応や、注意すべきことがあれば教えてください。
山口先生:
「猫を踏んだり、ケガをさせたりしないように注意しましょう。また、ノミ・マダニ予防薬を使用するようにしてください」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/宮下早希
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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