猫と暮らす
UP DATE
緊急事態? 様子見でOK? 猫が“異物を吐いたとき”の対処マニュアル
そこで今回は、猫が異物を吐いたときの対処方法を、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
異物を吐いたものの「元気で食欲もある」場合
自宅で様子を見ても大丈夫なケースもありますが、不安な場合は受診するのがベストです。
誤食の現場を目撃した場合、体をさするなどして無理に吐かせようとしてしまいがちですが、これは絶対にNG。飲み込んだ異物によっては、吐くことで食道を傷つけるおそれがあります。
こんな状態ならすぐに動物病院へ!
・苦しそうにしている
・何度も吐く、頻繁に吐くしぐさをする
・じっと丸まっている
・おなかを触ると痛がる、怒る
・体が震えている
・薬剤やとがったものを食べたかもしれない
上記の様子が見られた場合は、誤食したものが消化器に刺さったり詰まったりしているおそれがあります。また、異物の成分によっては中毒を起こす危険性もあるので、すぐに受診を。
誤食で動物病院を受診する際は、おう吐物や誤食したものの残骸を持参すると、適切な治療につながります。持参が難しい場合は、写真でもOKです。
愛猫が誤食しないように片付けの徹底を
とくに子猫や若い猫は、遊んでいるうちにおもちゃを食いちぎって飲み込んでしまうことも多いため、おもちゃや猫の口に入る小さなものは、毎日しっかりと片付けましょう。
参考/「ねこのきもち」2024年7月号『何を? どうして? 対策は? 見極め方付きで 猫の「吐く」が、わかる!』
文/東里奈
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
UP DATE