猫と暮らす
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ゴハンの回数を変えるだけでも効果あり? 猫の「吐く」を減らすためにできること
そこで今回は、猫が吐いたもの別のおう吐対策を、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
フードのおう吐をへらすためにできること
猫は空腹の時間が長く続くと、一気食いをしてしまいがちなので、吐きやすい猫の場合は、フードを1日4~5回に分けて与えてみましょう。空腹を感じる時間が短くなり、一気食い防止に役立ちます。自動フード供給器を利用するのもいいですね。
そのほか、フードが愛猫の体質に合っていないケースもあるので、違う種類のフードに変えてみるのも一案です。フードを切り替える際は、まずいつものフードに1割程度新しいフードを混ぜ、徐々に新しいフードの割合を増やしながら慣れさせるといいでしょう。
毛玉のおう吐を減らすためにできること
飲み込む毛の量を減らすには、こまめなブラッシングで余分な毛を取り除いてあげることがポイント。長毛種なら毎日、短毛種なら3日に1回程度を目安にブラッシングしてください。
ほかにも、飲み込んだ毛がなるべくウンチと一緒に排出されるようにする毛玉ケア用のフードを与えたり、動物病院で処方してもらえる毛玉除去剤を与えたりするのもいいでしょう。
ねこ草のおう吐を減らすためにできること
毛玉が胃の中にたまるのを防ぐ必要はありますが、冒頭でもお話したとおり、おう吐自体は猫の体にとって負担になります。猫がねこ草を食べるたびに吐いてしまうようなら、ねこ草を与えるのはやめて別の方法で毛玉ケアを行いましょう。
胃液のおう吐を減らすためにできること
朝、フードを与える前に吐くことが多いのなら、夜の空腹時間が長いのかもしれません。その場合は、飼い主さんが寝る直前にフードを少し与えるなどの対策をしてみてください。
参考/「ねこのきもち」2024年7月号『何を? どうして? 対策は? 見極め方付きで 猫の「吐く」が、わかる!』
文/東里奈
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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