猫と暮らす
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猫じゃらしを見て黒目が大きくなる猫 「目の変化」から読み取れる心理は?
こちらは「平常時」の麦ちゃんのようですが、一緒に投稿されていたもう1枚の写真には「違うネコチャンみたいじゃない?」な麦ちゃんの姿が写っていたんです。
表情が別猫みたい!
麦ちゃんの表情の違いを見て、どう思った?
「周りの暗さや明るさで瞳の大きさが変わるのは知っていましたが、おもちゃを追いかけるときにも変わるのは知らなかったので驚きました。
猫じゃらしがドームの外でちらちら揺れているのを見つけて、おしりフリフリ、中でしっかり狙いを定めていたと思います」
麦ちゃんは素早く動くものなどが好き!
飼い主さんは「麦はおもちゃを捕まえようと必死に追いかけてくるので、飼い主もいい運動になります」と話しており、おもちゃで遊びながら麦ちゃんと楽しくコミュニケーションをとっているようです。
【獣医師解説】猫じゃらしを見て黒目が大きくなる猫の心理
この目の変化からはどのようなことが読み取れるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
「猫は暗いときもそうですが、興奮しているときも瞳孔が開いて黒目が大きく丸くなります。素早く動くおもちゃなどが好きだという麦ちゃんですが、あのときは猫じゃらしにロックオンしたと同時に狩猟本能にもスイッチが入り、ワクワク、ウキウキした興奮状態になっていたのだと考えられます」
室内飼いの猫との暮らしにおいて、どのようなシーンで「目の変化」が見られる?
「昼間のとても明るいときに猫の目を見ると、ほとんど瞳孔が閉じていて黒い線ほどになっている状態を見ることがあるでしょう。
通常は縦長のスリット状に見える猫の瞳孔ですが、興奮時や警戒時などには大きく開かれます。紹介した麦ちゃんのように、興味のあるものやおもちゃに集中したり、興奮している場合にも黒目が大きく丸くなります。
ほかにも、突然大きな音がして猫がびっくりしたときや見知らぬ来客があった場合などにも、瞳孔が開き黒目がまんまるになることが多いでしょうね」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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