猫と暮らす
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【獣医師監修】猫に懐かれない理由とは?懐かれる飼い主になる方法
家に迎え入れた愛猫が飼い主さんや家族に対してなかなか懐いてくれず、どう接したらいいのかわからなくて悩んでいませんか? 今回は、愛猫が人に懐かない原因と、懐きにくい猫の性格のタイプ、そして愛猫に懐かれるための方法についてご紹介します。

草場 宏之 先生
横浜戸塚プリモ動物病院院長
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業
●資格:獣医師/東京医科歯科大学医歯学総合研究科 研修生終了
●所属:日本獣医麻酔外科学会/日本小動物歯科研究会
●主な診療科目:一般診療(外科・内科)、救急診療、整形外科、歯科
猫が懐かない原因を探る
猫にとって苦手なにおいや音を発している
さらに猫は音にも敏感で、人には感じとれない波長の音を聞き取るほどで、大きな声を嫌うことも多いです。猫に大声で話しかける行為や大きな足音をたてて部屋のなかを歩く行為は、猫に懐かれない飼い主さんの典型的なパターンといえるでしょう。
猫が嫌がる行動をとっている
また猫が足元で顔をすりすりしたときや、帰宅するのを玄関で待っていてくれたときなど、飼い主さんが思わずテンションが上がってしまう場面にも注意が必要です。嬉しくなって身振り手振りが大きくなると、猫が怖がって懐きにくくなります。
野良猫や保健所でもらってきた猫は懐きにくい
これは保健所でもらってきた猫によく見られるパターンで、一度抱いた恐怖心を取り除いてあげるには、それなりの時間と根気が必要です。元野良猫で外の世界の厳しさを知っている猫も、室内飼いの猫より警戒心が強く、懐くのに時間がかかりやすいといわれています。
新入り猫が遠慮をしている
すると新入り猫は、飼い主さんや先住猫とコミュニケーションをとろうとしなくなり、部屋のなかの目立たない場所から、こっそりと様子をうかがうことが増えていくのです。新入り猫へのスキンシップも積極的にしてあげましょう。
家族によっても懐き方は異なる
かといって猫は声が低い男性には懐かず、声が高い女性には無条件で懐くというわけではありません。夫や父親には懐いても娘には懐かないなど、家族によっても懐き方は異なります。
懐きにくい猫のタイプとは?
オスとメスで懐き方は違う?
しかし性別による接し方の違いと懐きやすさは、必ずしも比例するわけではありません。一見あっさりとしているように見えても、飼い主さんにとても懐いているメスの猫もいます。
気が向いたときにだけ懐くツンデレタイプ
このタイプの猫と接する際は、焦らないことが大切。自分の意思で人のそばに寄ってきてくれるのを、気長に待つのがよいでしょう。たとえ愛猫が甘えてこなくても、警戒せずにスキンシップがとれる、飼い主さんの声に反応するようなら懐いているといえます。
ひとりが好きなマイペースタイプ
猫に懐かれる飼い主になるには?
猫への近づき方を見直す
猫と接するときは警戒心を抱かせないよう、見える位置からゆっくりと静かに近づくことが大切です。また身長が高い人はできるだけ低い姿勢で猫に近づくと、恐怖心を与えずに済みます。
話しかけるときの声を見直す
猫の目を長時間見つめないようにする
反対に猫が飼い主さんと目を合わせながら、ゆっくりとまぶたを閉じたときには、飼い主さんに対して愛情をアピールしている証拠。猫にあわせて、まばたきを返してあげるとよいでしょう。
あえてツンデレになる
懐かないのではなく病気にかかっている可能性も
監修/草場宏之先生(横浜戸塚プリモ動物病院院長)
文/子狸ぼん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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