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考えてますか?「愛猫の終活」家族で話し合っておくべき3カ条

元気なうちから家族で話し合っておきたい「愛猫の終活」

愛猫がもし亡くなったら…猫飼いさんなら誰でも、想像するだけで胸がキューッとなってしまいますよね。猫ちゃんが元気なうちに、その死について考え準備するのは、まだ気持ちが追いつかないという猫飼いさんがほとんどでしょう。

でも、人と同じように愛猫の命も永遠ではありません。いざという時、「こうしてあげれば良かった」「ちゃんと準備しておけば良かった」と後悔しないためにも、猫ちゃんが元気なうちに終活をはじめておくことをおすすめします。

ここでは、あらかじめ家族で話し合っておきたい「愛猫の終活3カ条」についてご紹介しましょう。

愛猫の終活3カ条その1:最期、どう迎えてあげたい?

獣医から余命宣告を受けるなどして、愛猫の死期が近いと感じた時、どう過ごしたいでしょうか?

24時間365日、ずっと一緒にいてあげたいという気持ちでしょう。でも、仕事や学校、はずせない用事などがあり、たいていの場合、それはかないません。本誌『ねこのきもち』にも、愛猫の最期を看取ることができなかった、さみしい思いをさせてしまったと後悔している読者の方からの声が寄せられています。

なるべく愛猫と一緒に過ごせるよう、時間のやりくりも含め、家族でよく話し合っておくといいでしょう。できる限りのことをしてあげることで、例え愛猫の死に目に会えなかったとしても、「精一杯愛してあげられた」と後悔が残ることは少ないでしょう。

家族と話し合っておくべきことに、もう一つ、延命治療をどこまでするかというのもあります。治る見込みがない病気で苦しむ愛猫に延命治療を施すかどうか、場合によっては安楽死という選択肢もあることなど、つらいことですが家族でよく話し合い、気持ちをひとつにしておくことが大切でしょう。

愛猫の終活3カ条その2:「今までありがとう」愛猫を見送る時は?

愛猫を看取った後、飼い主さんには最後の務めである「お見送り」があります。

人と同じように、猫ちゃんも火葬後に埋葬することになりますが、主に以下の二通りがあります。

・ペット葬儀業者が自宅まで引き取りに来て、近隣の迷惑にならないところまで移動して火葬する「自宅葬」。

・ペット葬儀業者が自宅まで引き取りに来て、ほかのペットと一緒に火葬する「合同葬」。

自宅葬の場合は返骨してもらえるので、自宅の庭に埋葬、納骨堂で保管、墓地に埋葬と供養方法を選べます。合同葬では、共同墓地への埋葬となります。

残念ながら、ペット葬儀業者によっては、対応や金額面でトラブルになるケースが少なくありません。愛猫を失ったうえ、そういった悪徳業者によって、さらに心が傷ついてしまうことも。前もって、インターネットや口コミ、動物病院で確認するなどして、良心的な業者を探しておくことをおすすめします。

愛猫の終活3カ条その3:ペットロスとの付き合い方

どんなに準備を尽くしたとしても、愛猫を失った悲しみが完全になくなるわけではありません。昨日までそこにいた姿が、今日はいない…。こみあげてくる悲しみをどうしたらいいかわからない方も多いでしょう。

でも、そこで我慢する必要はありません。仕事や学校は休めないかもしれませんが、悲しい気持ちを理解してくれる人に話したり泣いたりして、感情を思いっきり開放してあげましょう。

それと同時に、愛猫との楽しかった出来事も思い出したり話したりしましょう。そうやって感情を表に出すことで、悲しい気持ちが昇華され、自然と整理できるようになってきます。

愛猫との別れは、いつ訪れるかわかりません。悲しいですが、いつかは必ず訪れることです。最後の最後に、愛猫との思い出に後悔だけは残したくありませんよね。そのためにも、猫ちゃんが元気なうちから飼い主さんの務めとして「終活」を始めることをおすすめします。

出典元/ねこのきもちWEB MAGAZINE『ペットロスとの向き合い方|愛猫の「終活」考えてみませんか?』(https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=13398)
監修/加藤由子さん (日本女子大学生物学[動物行動学]専攻)、神山孝さん(全国ペット霊園協会会長)
文/ヤマモト トモミ
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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