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一週間後にはヘソ天! 猫との引っ越しが成功する三種の神器!?

猫にとっての大きなストレスとして知られている「引っ越し」。しかしこればっかりは、人と一緒に暮らしている以上、そうなってしまった場合には猫も避けられません。
猫がストレスをなるべく感じず、引っ越し先の環境にも早く慣れる方法、そしてお助けアイテムを、筆者の2回の引っ越し体験をベースにご紹介します。
明日引っ越しがあるとはつゆ知らず、家中にダンボールがあってなんだか楽しそうだった筆者の愛猫

引っ越しの助っ人3 ①猫フェロモン②動物病院(猫ホテル)③おやつ

① 前日までに引っ越し先に「猫フェロモン」を炊いておく

筆者が3年前に当時8才の愛猫と一緒に引っ越しした際、効果てきめんだったのが、猫フェロモン剤。猫をリラックスさせるフェロモンに似た成分を含むリキッドを炊いて、家中に充満させておきました。そしたらなんということでしょう。

当日からこのくつろぎようだったのです。
引っ越ししてから1週間、姿を見せてくれなかった。なんて話も聞いたことがあるので、拍子抜け!

しかし、今回はすでに11才になり、3年前のようにうまくいくか心配でしたが、やはりこちらのフェロモン剤「フェリウェイ」を使用。コンセントに差し込んで、アロマポッドのように熱でリキッドを拡散させる方法のものです。これを引っ越す前日にセットしておきました。

フェリウェイ®

② 当日の引っ越し作業の間は「動物病院」へ預ける

引っ越しを経験した猫飼いのみなさんは、荷物を搬出、搬入するとき、愛猫をどうしているのでしょうか?搬出中どこかの部屋に閉じ込めたり、あるいは先に猫だけ新居に連れていったり??

筆者は前回、今回と一時預かりしてくれる動物病院で預かってもらいました。ただでさえ動物病院につれていくのは一苦労ですが、朝、引っ越し業者さんが来る前に愛猫をキャリーケースに入れて動物病院へ。かかりつけでもあるので、この間に健康診断もしてもらいました。
「動物病院」「知らない家」とショッキングなことは続くものの、『「動物病院よりはましか」と思って慣れやすいのでは?』という話も。「知っている家」の様子がまるで変わってしまうのを見せるよりは、どこかに預けてしまったほうがいいのかもしれません。

③ 新居での一食目は大好きな「おやつ」

朝8時に動物病院で預かってもらい、旧居の掃除も終えて愛猫を迎えに行けたのは18時でした。新居でキャリーケースを開けると……見たことないくらいしっぽ(短い)を下げて、ちょっとパニック状態。ウォンウォン鳴きながら、どこかとりあえず隠れられる場所を探しています。一番最初に見つけた隠れ場所、玄関すぐそばのクローゼットの中へ一目散にダッシュ!

この部屋でも、今度はスプレータイプの猫フェロモン剤をプシュ!
この猫フェロモン剤、獣医さんと話していても効果を感じやすい猫とそうでない猫がいるようで、うちの猫は、超絶効くようなのです。

2時間ほど食事に出かけて戻ってくると、ゴソゴソとクローゼットから出てきました。そして、すかさず大好きなおやつを与えるとペロペロなめたので一安心。飼い主のビール同様、愛猫にも一日がんばったご褒美です。その後、初日であるにもかかわらずフードも食べ、水も飲み、翌朝トイレを見るとオシッコをした形跡もありました。ホッ。

一週間後にはヘソ天


しばらくはクローゼットの中が落ち着くようでしたが、翌日にはすべての部屋を探検し、徐々にテリトリーを増やしていきました。そして一週間後にはヘソ天!!
その後もいろんな居場所を見つけてゴロゴロしているので、結果、人よりも先に、猫が慣れたような気さえします。

ということでシニア猫の、そして今年の猛暑の中での引っ越しを無事終えられたのは、助っ人たちのおかげ! 留守番同様、引っ越しも、事前のちょっとした準備が猫にとってのストレス軽減につながるようです。

文/マリー=クリスティーヌ=ベロン
参考/『ねこのきもち』2018年7月号「これはほっとけない! 獣医師&専門家が飼い主さんのお悩みにお答えします!」
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