猫と暮らす
UP DATE
楽しみなクリスマスやお正月は、猫にはストレスなの?
それは、いったいなぜなのでしょう?
詳しくご紹介します。
理由①年末年始に多い来客がストレスになっている!
ふだん暮らす家は猫にとって縄張りなので、少しの変化でも不安を感じてしまうもの。ふだん見ない来客は猫からすると縄張りを荒らす侵入者になり、そうした縄張りの“異変”に警戒して落ち着けない状態が続くと、ストレスになってしまうのです。
来客の前に、慣れた別室に猫を移動させましょう。別室が無理なら、ケージに入れるのも有効です。その際は、猫トイレやフード&水、寝床の準備も忘れずに。ちなみに、来客直前にケージ内におやつをまいて、食べることに集中させるのも効果的。
隔離が難しいときは、お客さんに極力猫にかまわないように伝えましょう。
理由②キラキラ小物やヒモ類の誤食がストレスになる!
誤食は結果的に猫の体に大きな負担を強いることに。さらに猫が小物で遊んでいるときに、誤食を心配する飼い主さんから怒られることも、猫にはストレスになります。
また、日頃からたくさん猫と遊んで欲求を満たしてあげることで、飾りへの興味を減らせるといいですね。
理由③何かと体を拘束されることがストレスになる!
一般に、猫は警戒心が強いので、体を拘束されることを嫌います。逃げられない状況に恐怖を感じて、ストレスになってしまうのです。
なるべく嫌なことと思わせないよう、撮影中、猫におやつを与えるのも効果的です。抱っこをせず、イスなどに座らせて撮るのも、ストレスを減らせるでしょう。
いかがでしたか? 人が何気なく、そして悪気なくしている事柄が、猫には苦痛なこともあるんですね。猫といっしょに楽しく年末年始を過ごすためにも、ほんの少しの配慮を覚えておきたいものですね。
参考:『ねこのきもち』2018年12月号「じつは多い 冬のストレス、大丈夫?」(代官山動物病院と自由が丘動物医療センター 藤井仁美先生)
文/波坂 一
イラスト/ツキシロクミ
※この記事で使用しているイラストは2018年12月号「じつは多い 冬ストレス、大丈夫?」に掲載されているものです。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE