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噛まれることも…猫の「興奮スイッチ」が入ったときのサイン3つ

「愛猫に噛まれて、出血…!」
「引っかかれて、傷ができちゃった!」



なんて経験……ありませんか? 猫はひとつのことに集中し、興奮して周りが見えなくなると、無意識に噛んだり、引っかくことがあるのです。


興奮スイッチが入った猫をなだめるのは危険!?

口を大きく開けるスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
遊びなどに集中している猫に「興奮スイッチ」が入ると、興奮しすぎて手がつけられない状態になることがあります。

そのとき飼い主さんが、猫をなだめようとしたり、おもちゃを取り上げようとすると、ケガの原因につながります。興奮の延長で飼い主さんの手や足を「獲物」と勘違いして、襲うことも! 

そのため、猫の興奮スイッチが入ったときの「サイン」を見極めることが大切なのです。

猫の「興奮スイッチ」が入ったときの3つのサイン

猫の興奮スイッチが入ったときには、次のようなサインが見られます。

①鼻や耳の中がピンクになる

猫の「興奮スイッチ」

②「ヴ〜〜〜」などと唸り声をあげる

猫の「興奮スイッチ」

③瞳孔が開き、ランランとした目つきに。ヒゲは前を向いている

猫の「興奮スイッチ」
興奮スイッチが入っているときの3つのサイン、ぜひ覚えておきましょうね!

猫の興奮スイッチが入りやすい3つのシーン

続いて、猫の興奮スイッチが入りやすい日常でよくある「3つのシーン」を紹介します。

①服や家具の合間から、人の体の一部が"ちょい見え"する

猫の「興奮スイッチ」
イラスト/山中正大
洋服の袖からのぞく手や、こたつから飛び出た足先など、人の体に対して猫のスイッチが入ることがあります。

とくに、部分的に人の体が見え隠れする様子は、猫の狩猟本能が刺激され、スイッチが入りやすいんです!

②激しい遊びを続ける

猫の「興奮スイッチ」
イラスト/山中正大
最初は遊びとわかってじゃれていた猫も、遊ぶうちに本気になって興奮しすぎてしまい、我を忘れることが……!

素材や音など、おもちゃのタイプによってスイッチが入ることもあります。

③マタタビを摂りすぎる

猫の「興奮スイッチ」
イラスト/山中正大
猫の気分転換などに用いられるマタタビやキャットニップ。しかし、与えすぎや、よく反応する猫は、興奮しすぎてしまうこともあります。

場合によっては、上記の①②のシーン以上に興奮状態が長引くそうなので、注意です!

【対策】猫が落ち着くまで、別室で過ごして!

猫の「興奮スイッチ」
一度興奮スイッチが入ってしまった猫は、冷静になるまでに時間がかかることも。

危ないと思ったら、速やかにその場からそっと離れて、猫の様子が通常に戻るまで待つようにしましょう。

それ以降は、遊ぶ方法やマタタビの量などを調節してみて!

【重要】猫は飼い主さんを攻撃したいわけではないんです!

見つめる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
帝京科学大学助教の小野寺 温先生によると、「猫の噛んだり引っかいたりする行為を『攻撃』と思う方もいますが、厳密には違う」とのこと。

猫は飼い主さんを傷つけたいと思っているわけではなく、習性や気持ちを伝える「最終手段」として噛んでしまうだけなのだそう。

飼い主さんは猫の興奮スイッチをしっかり理解して、痛い思いをするのを防ぎましょうね!


参考/「ねこのきもち」2018年3月号『猫の"しちゃう"ワケを知って"させない"! 噛む引っかく「0」飼い主宣言』
(監修:帝京科学大学助教、動物看護師 小野寺温先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
イラスト/山中正大
文/雨宮カイ
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