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「猫ハラスメント」ってなに? よかれと思っていたあの行動が猫には大迷惑だった!?

今やすっかり身近になった「ハラスメント」という言葉。
「嫌がらせ」「身体的・精神的苦痛を与えること」などの意味で用いられています。

そんな「ハラスメント」、もしかしたら知らないうちに、あなたも大切な愛猫にしているかもしれませんよ!
ふだんの行動を振り返りながら読んでみてください……!

「猫ハラスメント」とは?

「大好きだから」「よかれと思って」とつい猫にやりがちなハラスメント。
この記事では「猫ハラスメント」と呼びます。


「猫ハラスメント」はいくつかの種類がありますが、今回は愛猫が可愛いあまりついしてしまう「コミュニケーション」関連のものを専門家に解説していただきました。

猫ハラスメント疑惑 その1

無理に
●抱っこをする
●膝にのせる
●なでまわす
イラスト/山村真代

ふだんは喜ぶことでも猫が望んでいないときは逆効果に

猫とのコミュニケーションは、猫の気分に合わせてタイミングを選ぶことが大切。
猫もスキンシップを望んでいるときならまったく問題ありません。

しかし、猫が望んでいないときに無理に抱っこなどをしようとすると、猫は“嫌だ”と強く感じるので控えて。
また、猫の気分はコロコロ変わるものなので、初めは喜んでいても、途中で“もう嫌だ”と変わってしまうことも。

猫ハラスメント疑惑 その2

●目をジッと見る
イラスト/山村真代

敵意と受け取り、猫が緊張感を覚えることも

猫同士のコミュニケーションにおいて、相手の目をジッと見ることは敵意を表します。
そのため、人に目をジッと見られると、猫は緊張感を覚えることも。

もしも猫と目が合ったら、ゆっくりと瞬きをするよう心掛けて。
猫に対して、「敵意はないよ」という合図になります。咄嗟に瞬きをするのが難しいなら、ニッコリと目を細めるのもいいでしょう。

猫ハラスメント疑惑 その3

●眠っている猫を触る
イラスト/山村真代

安心できず、隠れて眠るようになる可能性も

触ったときに猫がゴロゴロとのどを鳴らしたり、うっとりとした表情をするなら問題ありませんが、目を覚まして迷惑そうにしたり、その場を立ち去ったりするなら控えて。

猫にとって「安心できる場所」だったはずのその場所が、たびたび睡眠を妨げられるうちに「安心できない場所」になり、飼い主さんから隠れて眠るようになるかもしれません。
いかがでしたか?

飼い主さんがついついしてしまいがちな「猫ハラスメント」には気を付け、
愛猫との関係をよりよいものにしていきたいですね!


ねこのきもち最新号(2019年4月号)では、猫へのハラスメントを解説!
上記の「コミュニケーション」ハラスメントにくわえ、「お世話」中のハラスメントや、そのほかハラスメントにまつわるギモンについては、ねこのきもち4月号本誌でご紹介しています。

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※この内容は、ねこのきもち2019年4月号特集から一部ご紹介しています。
出典/「ねこのきもち」2019年4月号『それ、猫ハラスメントです』(監修:帝京科学大学助教 小野寺 温先生)
文/ねこのきもちWeb編集室
イラスト/山村真代
※この記事で使用している画像は2019年4月号『それ、猫ハラスメントです』に掲載されているものです。
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