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猫が血尿したら!まず疑いたい膀胱炎とは?
愛猫のオシッコに血が混じっていたら、ドキッとしますよね。直感で病気を心配するけれど、獣医師への相談の仕方がわからず困ってしまう人も多いのではないでしょうか。
今回は、猫の血尿とはどんなオシッコで、どのような方法で調べることができるのか、また原因が膀胱炎だった場合の症状や治療法についてご紹介します。
今回は、猫の血尿とはどんなオシッコで、どのような方法で調べることができるのか、また原因が膀胱炎だった場合の症状や治療法についてご紹介します。
血尿とは、どんなオシッコ?
血が混じったオシッコのことを血尿といいます。
1日の中で多少の色の変化はありますが、健康な猫のオシッコは澄んだ黄色で、例えるならジャスミンティーのような色をしています。しかし、オシッコに血が混じっている場合は、赤やピンクがかった色になります。
もしも愛猫が排泄するオシッコの色が濃かったら、それは血尿かもしれません。
1日の中で多少の色の変化はありますが、健康な猫のオシッコは澄んだ黄色で、例えるならジャスミンティーのような色をしています。しかし、オシッコに血が混じっている場合は、赤やピンクがかった色になります。
もしも愛猫が排泄するオシッコの色が濃かったら、それは血尿かもしれません。
尿検査で血尿がわかることも
血尿は尿検査でわかることもあります。尿検査では主に蛋白・pH・潜血・比重・ケトン体・ビリルビン・尿糖という項目を調べますが、潜血の項目で尿の中に含まれる血液を知ることができるのです。
愛猫のオシッコに異変を感じるものの確信がない場合は、一度尿検査を受けてみるのもいいでしょう。
尿検査に必要なオシッコは病院でも採ってくれますが、自宅で採尿する方法を知っておくと便利です。
愛猫のオシッコに異変を感じるものの確信がない場合は、一度尿検査を受けてみるのもいいでしょう。
尿検査に必要なオシッコは病院でも採ってくれますが、自宅で採尿する方法を知っておくと便利です。
採尿の方法
システムトイレを使っているご家庭であれば、トイレの引き出し(トレー)から吸水シートやマットを外しておくと、トレーにオシッコを溜めることができます。
その他のタイプのトイレを利用している場合でも、猫が排尿のポーズをしたときに、お尻の下へラップでカバーしたトレーやおたまを入れると採取できるでしょう。人の気配を感じて猫が逃げてしまう場合は、いつもオシッコをするあたりに予めラップを敷いておくと、オシッコが砂で固まるのを防げます。
その他のタイプのトイレを利用している場合でも、猫が排尿のポーズをしたときに、お尻の下へラップでカバーしたトレーやおたまを入れると採取できるでしょう。人の気配を感じて猫が逃げてしまう場合は、いつもオシッコをするあたりに予めラップを敷いておくと、オシッコが砂で固まるのを防げます。
血尿が出たら疑いたい膀胱炎の症状
膀胱炎とは、膀胱に炎症が起きる病気です。膀胱炎になると膀胱の粘膜が荒れて内部で出血が起きるので、オシッコに血が混ざります。これが、いわゆる血尿です。
血尿以外の症状としては、細菌が原因となって炎症が起きている場合はいつもと違うニオイがしますし、残尿感を感じて頻繁にトイレへ行くようになったり、トイレの出入りを繰り返したり、少量のオシッコしか出なくなることもあります。
オシッコの色の他に、ニオイ・回数・量・排泄の様子を観察しておくと、診断の役に立つでしょう。
血尿以外の症状としては、細菌が原因となって炎症が起きている場合はいつもと違うニオイがしますし、残尿感を感じて頻繁にトイレへ行くようになったり、トイレの出入りを繰り返したり、少量のオシッコしか出なくなることもあります。
オシッコの色の他に、ニオイ・回数・量・排泄の様子を観察しておくと、診断の役に立つでしょう。
膀胱炎の原因と治療法
猫の膀胱炎は、ストレスと関係があると考えられているもののハッキリとした原因は不明で、「突発性膀胱炎」が多いのが特徴です。また、膀胱内の結石や細菌侵入が原因で、膀胱炎を発症することもあります。
そのため膀胱炎の治療は、抗生剤や消炎剤などの薬を投与する方法や、療法食を与える方法がとられます。猫によっては再発を繰り返すケースもあるので、根気よく治療を続けていく覚悟が求められるかもしれません。
そのため膀胱炎の治療は、抗生剤や消炎剤などの薬を投与する方法や、療法食を与える方法がとられます。猫によっては再発を繰り返すケースもあるので、根気よく治療を続けていく覚悟が求められるかもしれません。
ここでご紹介した症状にあてはまらなくても、血尿は何かしらの病気のサインです。愛猫のオシッコに異変を感じたら、落ち着いて獣医師へ相談しましょう。
参考/「ねこのきもち」2017年5月号『健康のバロメーター 大切なことはオシッコが教えてくれる』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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