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【2022年最新】猫用のリュック型キャリーケース!獣医師に聞いた選び方・使い方のコツ

猫用のキャリーケースの中でも、ここ最近注目を集めているリュック型のキャリー。猫のキャリーケースにリュック型を選ぶことは、どのようなメリットやデメリットが考えられるのでしょうか? 選び方からおすすめの商品まで、具体的に解説します。

ねこのきもち獣医師相談室

愛猫の困りごとや悩みについてアドバイスをする、「ねこのきもち」獣医師チームです。豊富なアドバイス経験をもとにした丁寧な情報発信を心がけています。誰でも無料でご利用いただけるチャット相談 「ペットケアONLINE」も展開中。
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猫用のリュック型キャリーってどんなもの?


まるで猫が宇宙船に乗っているような、ユニークなキャリーが話題になっているのをご存じですか?
こちらはリュックとして背負えるタイプのキャリーケースで、丸窓から猫が顔を出している様子がとってもキュートな商品です。
ボストンタイプのキャリーやショルダータイプのキャリーなども数多くあるなか、この宇宙船型の商品のような、リュックタイプのキャリーを選ぶ飼い主さんも少なくありません。

リュック型のメリットとデメリットは?

リュックに隠れるオリちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
キャリーリュックの大きなメリットは、まず飼い主さんの負担が少ないということでしょう。
ショルダーやトート、ボストンタイプだと、どうしても片側に重心がかかり、長時間の持ち運びだと重さを感じやすいという面があります。
その点リュックタイプであれば、両肩で重さを支えることができるため、長時間の移動でも比較的楽に行うことができます。

両手が自由に使えるのも大きなメリット

リュックタイプだと両手が自由に使えることも大きなポイント。
空いた手でほかの荷物なども持つことができるため、雨の日に傘をささなければいけないときなどでも、容易にお出かけが可能です。また、災害時に愛猫と避難する場合も、両手が空いているほうがスムーズでしょう。
多頭飼いの猫を連れて行かなければならない場面などでも、リュック型が1つあれば複数のキャリーを1人で運ぶことができます。

リュック型のデメリット

ケース内の猫が不安定にならないように、背負うときや下ろすときには気を付ける必要がありますが、飼い主さんにとってのデメリットは少ないでしょう。
一方で、リュック型は適したものを選ばないと、猫にとってデメリットが大きくなってしまうおそれがあります。特にソフトタイプはしっかりと吟味しないと、安定感にかけたり、猫の居住空間が狭くなってしまったりすることも。
また、背負われると飼い主さんの姿は見えなくなりますので、猫の不安が強くなる場合もあります。

猫用のキャリーリュックの選び方

キャリーから顔を出したアランちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まず一番に着目したいのが、リュックの素材や作りなど、頑丈にできているかということ。
特にリュックの底の部分は、猫の安定感を保つためにもしっかりとしたものを選びましょう。一見大丈夫そうでも、猫の体重がかかったときに型崩れしてしまう場合もあるので、可能なら直接確認したいポイントです。
また、開閉部分のチャックも要注意。背負っていると猫の様子はなかなか視界に入らないので、猫が開けてしまっていても気が付けないことがあります。猫が開けられないよう、ロックがかかるもののほうがおすすめです。

使いやすさをチェック

リュックが不安定だと、猫だけでなく飼い主さんにも負担がかかります。背負ったときに背中にしっかり密着するか確認しておきましょう。
使いごこちを確認するのが難しいようなら、背面にクッションパッドが付いているものや、お腹などに回して使える補助バンドがあるもの、肩部分のバンドが幅広く丈夫で、長さ調節が可能なタイプなどがおすすめです。
また猫の出し入れがしやすいように、開口部が大きいものや、複数開口部があるものを選択しましょう。

猫が快適に過ごせるかチェック

猫が快適に過ごせるように、まず気を付けたいポイントはサイズです。猫が座ってくつろげる空間が確保できるものを選びましょう。また、プラスチック製のキャリーだと熱がこもりやすいため、通気口が多いものを選ぶのがおすすめです。

流行りのスケルトンタイプや窓付きキャリーのメリットデメリットは?

スケルトンタイプのものや、背中に大きな窓が付いているタイプのキャリーも多くありますが、このタイプを選ぶときは注意が必要です。
好奇心旺盛で外の世界に興味のある性格の猫にとっては問題ありませんが、怖がりな猫にはストレスになるおそれもあります。
猫の性格を考慮し、状況によって、愛猫が落ち着きやすいように周囲をバスタオルなどで覆って視界を遮るなど、使い方を工夫したほうがよさそうです。

おすすめ猫用キャリーリュック5選!

首をかしげる瑠依くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
続いてリュックタイプのキャリーの中から、おすすめの商品をご紹介します。ソフトタイプからハードタイプまで、ベッドやハウスとして兼用できるものなどさまざまなキャリーがありますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

※キャリーケースは猫の性格や生活環境との相性が大切です。ここでご紹介したキャリーの使用については、ご自身のご判断でお願いします。

Difang pet carrybag


重さが約1kgと軽量です。前方に背負うことも、紐をつけてショルダーバッグとして持ち運ぶこともできるので、移動中も猫の様子が見られて安心です。外が見えすぎないので、臆病な猫がストレスを感じにくいタイプでしょう。

折りたたみ式ペットキャリー


折りたたみ式なので、ふだんはコンパクトに収納できるのが嬉しいポイント。肩紐に取り付けられたプッシュロックがリュックの揺れを抑え、移動中も猫の体が安定しやすいです。通気性や猫の安全性にも配慮がされています。

Purrpy Eggshell


大人気の宇宙船型リュックの進化版です。自宅では猫ベッドとして、外出時はキャリーバッグとして2WAYの利用が可能。ふだんから慣れることができるので、キャリーバッグに入ってくれない悩みの解消につながるかもしれません。

AniLab.のハウス兼用リュック


リュック、ショルダー、ハウスとして使える3WAYタイプ。最近は、災害に備えて空間が拡張できるキャリーを選ぶ人も多いそう。ふだんは居場所として使うこともできるので、1つ持っておくと便利でしょう。

スケルトンタイプの拡張式リュック


スケルトンタイプの拡張式キャリーリュックです。外の世界に興味がある猫にピッタリな、防災グッズ兼キャリーリュックになるでしょう。リュック自体を折りたたむことができるので、使用しないときはコンパクトにしまえます。

Instagramで人気の猫用キャリーバッグは?

ブリティッシュショートヘアのまるおくん
@maruomanmaru
ここからは、Instagramに投稿されている猫用キャリーバッグはどんなものがあるのか、かわいい画像とともに見ていきましょう。
まずご紹介するのは、@maruomanmaruさん宅のまるおくんが使用しているキャリーリュック。スケルトン部分が大きくて、とっても見晴らしがよさそう。この日のお出かけで、まるおくんはワクチンを接種してきたそうです。

ゆったりサイズが嬉しい

ラグドールのMEROちゃん
@atachi_mero
小さい窓の宇宙船型キャリーリュックに入っているのは、@atachi_meroさん宅のめろちゃん。横長のゆったりした作りになっているので、大型の猫がいるご家庭でも使っているみたい。小窓から覗くめろちゃんの姿に、かわいいの声が続出しています。

居場所になるキャリーリュック

ロシアンブルーのルーシィちゃん
@lucie__1110
@lucie__1110さんが愛猫ルーシィちゃんのために購入したのは、猫ハウスとしても使用できるたまご型のキャリーリュック。ルーシィちゃんも気に入ってくれたようで、しょっちゅう中に入っているそうです。

防災を意識したキャリーリュック

ライトくんたち
@y.n.h.s.k222
猫の保護活動をしている@y.n.h.s.k222さんが購入したのは、ビヨーンと伸ばすとハウスに拡張できるタイプのキャリーリュック。ハウスのサイズは、愛猫のライトくんともう1匹が入っても余裕がある大きい作りになっているそうです。ピンクの色味も明るくてかわいいですね♡

こちらも、防災を意識したリュック!

百楽(とら)くん
@stt99100
@stt99100さんが愛猫の防災用に用意したのは、グレーに黄色いラインが入ったおしゃれなハウス兼用のキャリーリュック。愛猫の防災グッズの確認をしながら百楽(とら)くんに見せたところ、お気に召したみたい。しばらく部屋に置いておいたら、すっかり寝床として定着してしまったようです。

猫との暮らしに適したアイテムを選ぼう!

爆睡するすももちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
多くのメリットをもつリュック型キャリーケースですが、特に飼い主さんの負担を減らせるという点が大きな特徴としてあげられました。猫との生活を長く良好に保つためにも、この点は大切なポイントです。
どのようなシーンで使うことを想定するのか、愛猫の性格や行動も十分に理解したうえで、適したものを選ぶようにしたいですね。
監修/ねこのきもち相談室獣医師
掲載協力/Instagram(@maruomanmaru@atachi_mero@lucie__1110@y.n.h.s.k222@stt99100
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
文/小崎華
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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