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どんな病気? 意外と知らない、猫の「糖尿病」とは
「糖尿病」とはどんな病気?
本来は、すい臓からホルモンの一種であるインスリンが分泌され、血液中の糖を細胞内に取り入れることができますが、糖尿病になるとインスリンの働きが弱まったり、うまく分泌されなくなったりするため、血液中に糖がたくさん残った状態になってしまいます。
これが、いわゆる「高血糖」と呼ばれる状態です。そして、血液に残った糖は尿に流れるため、「尿糖」が出るようになります。
発症すると、どんな症状が現れるの?
そのほか、糖からエネルギーが生成できないため、脂肪からエネルギーを作るときに発生する「ケトン体」が増え、「糖尿病性ケトアシドーシス」という状態になるおそれもあります。この状態になると、食欲減退、元気消失、嘔吐などの症状が見られ、進行すると命にかかわる危険性が。
「糖尿病」の治療法とは?
具体的には、どんな治療を続けていくの?
食餌療法では獣医師の指導の下、療法食を与えます。糖尿病の治療で用いられる療法食は、病状の変化に合わせて変える必要があるため、定期的に動物病院へ通って、必ず獣医師に判断してもらわなければなりません。
「糖尿病」を予防する方法はあるの?
そのため、早食いするクセがある猫には、お皿やフードの形状を工夫して早食いさせないよう工夫することが、予防につながるでしょう。また、高繊維食などに切り替えると腹持ちがよくなるので、ドカ食いを緩和できます。
なお、この病気は肥満も影響するので、高齢の猫は太り過ぎないように注意することが大切です。
文/こさきはな
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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