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かつおぶしは猫の身体によくない?猫に与えるときの注意点も

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猫にとってかつおぶしは大好物! というイメージはありませんか?
実際、かつおぶしの風味への食いつきはとてもいいように思います。

しかし、もともと猫は肉食で、魚はあまり食べない生き物。猫はかつおぶしが好きなのか、猫がかつおぶしを食べて健康に害は出ないのか…。結論から言うと、食べすぎなければ食べても大丈夫です。


監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )

かつおぶしを食べたときに得られる栄養素

ホンアレブシ
Promo_Link/gettyimages

かつおぶしは猫に必要な栄養がギュッと濃縮されているものです。主な栄養素は、たんぱく質、ビタミン、DHAやEPAの不飽和脂肪酸。たんぱく質は、体内でアミノ酸に分解され、猫の重要なエネルギー源になります。

抗酸化作用や骨や歯の発育促進をすすめる栄養素です。不飽和脂肪酸であるDHAやEPAは、血液をサラサラにする健康効果があります。

猫にかつおぶしをあたえると食欲増進に

かつおぶしの風味や香りは、多くの猫を惹きつけます。中には、かつおぶしに見向きもしない猫もいるようですが、食欲の出ない猫の食欲増進が期待できるでしょう。

いつものペットフードに少し混ぜると食べやすくなるかもしれません。食が細くなっている猫に試してみるのもいいでしょう。

食べすぎることで腎臓に負担がかかる

おもちゃで遊ぶサビ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ただし、食べすぎた場合は猫の身体によくない成分も入っています。かつおぶしは削ってあり、ひとつまみあたりの総量も少ないので、少し食べたからといってすぐ病気になるわけではありませんが注意が必要です。

では、具体的にかつおぶしを食べすぎると猫にどんな影響があるのか見ていきましょう。

ミネラルの摂りすぎで「尿路結石」になるかも

猫がかつおぶしを食べることで得られる栄養素のもう一つに、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルがあります。もし、かつおぶしを食べすぎると、ミネラルが尿酸値のバランスをくずし、腎臓に負担がかかるので注意が必要です。尿路結石を引き起こしたり、腎不全など腎臓の機能が低下しやすくなったり、泌尿器系の起因になります。

ただし、前述したように、食べすぎた場合の話です。かつおぶしを少し食べたからといって、急に病気になるわけではありません。

「黄色脂肪症」になる可能性もある

猫の体内で脂肪が酸化するという黄色脂肪症になる可能性があります。これは、名前の通り脂肪が黄色くなり、しこりができたり、触ると痛みが発生したりして、ゆくゆくは歩行が困難になる病気です。

不飽和脂肪酸が蓄積している状態で、ビタミンBが不足すると発症するのではないかと考えられています。この黄色脂肪症も、かつおぶしを摂りすぎた場合に考えられる症例です。

猫まんまはやめよう

昔は「猫まんま」と称して残飯にかつおぶしをかけてエサにしていたこともあります。実際は塩分が多すぎるし、ご飯の炭水化物で糖質のとりすぎにもなりかねません。

今は、総合栄養食品のペットフードで猫にとって必要な成分を補給できます。ペットフードが足りないからといって、人間の残飯をあげるのは危険です。

猫の健康を維持するにはあたえ方や注意点を知ろう

おやつをもらうスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

かつおぶしのあたえすぎは、病気のもとになってしまうことはわかりました。逆を言えば、あたえすぎなければ食べることに問題ない食品です。でも、気をつけるのはあたえる量だけでいいのでしょうか?他にも注意した方がいいことがあるのではないでしょうか。

猫にかつおぶしをあげる方法や適量、注意点をまとめました。

猫にかつおぶしをたべさせる方法

かつおぶしをそのままお皿にのせると、興味のある猫ならばそれだけで食いつきます。いつもの食事にトッピングしてみたり、ちょっとおやつにかつおぶしだけお皿に盛ったり、簡単にあたえられるでしょう。

毎日かつおぶしをあたえる必要はありません。習慣にしてしまうと、かつおぶしがないと食べないといったケースもあるので逆効果かも。たまにのごほうびがいいかもしれませんね。

猫にとってのかつおぶしの適量

成猫にあげる適量は、毎日あげる前提であれば1~2gほどです。かつおぶしが好きな猫だと、あたえた分だけ食べてしまうので、その都度、猫に適した量をはかってあげることをおすすめします。また、食事に混ぜてあたえる以外には、おやつとして少量あたえることがおすすめです。

猫にかつおぶしをあたえるときに注意すること

猫にかつおぶしをあげるときに注意することは、まず、大量にあたえないことです。いくら好きでも、過剰にあたえないように気をつけましょう。まず基本的にペット用のかつおぶしを選んであたえることです。かつおぶしには塩分を含んでいます。ペット用に減塩されているものを選びましょう。

また、以前に泌尿器系や、心臓疾患系の病気を患ったことがある猫、現在その病気の治療中の猫は、再発や進行を防ぐため、与えないようにしてください。

猫が食べすぎてしまわないようにコントロールしよう

かつおぶしは、食べすぎなければ猫に食べさせて問題ない食材です。かつおぶしの栄養価は高く、食欲を増進する香りや風味があるので、食の細い猫にはぜひ試してみましょう。もしかしたら前のめりで食べてくれるかも。

かつおぶしは大きくて食べづらそうだったら、手でこなごなにしてからかけると食べやすいです。上手に食事に取り入れて、猫の食欲を引き出したいですね。

監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )



監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )
博士(獣医学)東京大学。
所属学協会:日本獣医麻酔外科学会、日本獣医救急集中治療学会、日本麻酔科学会、日本獣医学会、日本獣医師会 / 北海道獣医師会、動物臨床医学会、日本動物病院福祉協会、日本動物リハビリテーション学会
著書:「犬と猫のリハビリテーション実践テクニック―ひと目でわかる理学療法の必修ポイント!!」(インターズー)、「動物医療チームのための痛みのケア超入門(as BOOKS)」(インターズー)など多数。

文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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